初めての方へ

欲しいもののために大切なものを犠牲にしていませんか?

先週、お引き渡しを終えたKさま@佐賀市から
完成したばかりのマイホームでの娘さんの動画を送っていただきました

https://www.facebook.com/ogawanoie/videos/1239415726169009/

彼女にとってもKさん夫婦にとっても、このマイホームでなくても、住むところはあったわけです。

家賃が安くて、なにかと利便性がよいなど、欲しいものは一通り揃っていたわけです。でも、その一室での暮らしと子育て、それが続く人生にはどうしても満足できなかったんだと思います。

欲しいものはそろっているけど、大切なものが犠牲になっているのではないか。

大切なものを大切にしようとすると、次に立ちはだかるのは何かと言うと、既に手にしている欲しいものたちを手放すこと。たとえば、家賃の安さは犠牲になる。利便性も犠牲になる。

格安の家賃と同じ程度の住居費=住宅ローン支払いで、多額の援助金や自己資金もなしに、家族が心豊かに健康的に快適に安全安心して暮らせるマイホームが手に入るわけはない。住宅ローンを組むということは、家計を見直す必要がある。
利便性重視で選んだ場所からは、離れる必要がある。利便性重視なら、マンションになるか、いまのまま、が最適だから。一日数十分を犠牲にする必要がある。テレビやネットをぼんやり眺める時間が犠牲になるのだろう。

欲しいものを犠牲にして手に入れるのは、動画の通り、子どものあの表情。これが日常の暮らしになるということ。そこには大切なものがあるんだと思います。

いちばん大切なものはなんでしょうかと聞かれると、たぶん、多くの人の答えは同じ。でもそれを実際に大切にするかどうかとなると、欲しいものを犠牲にする必要がでてくる。こまったもんです。

私は子育て優先の家づくりに徹することでわかったことがいくつかあるわけですが、そのうちのひとつは、大切なものを大切にすると、欲しいものはあとからついてくる、ということ。逆に、欲しいものを優先すると、大切なものは永遠に手に入らないということ。

私の役割はというと「それって大切ですか?」「こっちのほうが大切じゃないですか?」と一つ一つ立ち止まって、問いかけることではないかと思います。それは私自身も同様です。

なぜ優先順位をつける必要があるかというと、時間と経済力に限りがあるからです。
いちばんわかりやすく、はっきりしていて、数値化できるのは、経済力。我が家の稼ぎと預貯金は明快。援助金の有無も明快。

家を建てるからといって、経済力が増すわけではないので、今の自分たちの経済力の範囲内で、お金の使い方の優先順位を変える、見直す必要がある。それをしない限り、今の暮らしと人生を変えることはできない。

動画を眺めて思うんですよね、人生を変えたよな、Kさん夫婦。
彼女とご家族の日常と未来が、より豊かになることを願っています。

家づくり診断の申し込み:info@ogawanoie.jp

 

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。