子育ての住環境

子どもの足音は公害なのだろうか

3連休は皆さんいかがお過ごしでしたか?
私は
3/18(土)仕事
3/19(日)佐賀桜マラソン
3/20(月)仕事
でした。
昨年末、小川の家へ引っ越しを済ませ、新たな人生が始まったお客様から、感謝の気持ちと暮らしの快適さを伝えて下さるメールが届きました。その中に
「ちょうど、引越しの準備をしていたところ、賃貸アパートの管理会社から手紙が届きました。内容は子どもへの苦情、、、1階なんですけどねえ」

子育て優先を掲げる弊社は「珍しいですね」「こだわってますね」と言われ続けるわけですが、正直、私にはずっと違和感がある。なぜなら「子どもは宝なんじゃないですかねえ」という素朴な共通認識を殆どが持ち合わせていない、という現実があるから。

今も昔も集合住宅はあるわけですが、この20年でみると、近年ますます、集合住宅での子育ては、母子の心身の健康にとって、極めてストレスフルなものになっています。保育園が「騒音」という扱いで、建設反対運動がおこるだけでなく、それが認められる時代を象徴しているわけです。
それは少子化が進んでいるにもかかわらず、児童虐待件数が急増していることが示している。さらに、児童虐待の加害者の6割は実母なんです。この事実を社会は、なにより夫はどう認識しているのだろうか。

「子どもの足音や鳴き声は騒音公害である」と受け止め、苦情をいう人をどうこうはできません。ならばどうするか、自分が親としてできることは、そんな不自由な、抑圧された住環境から出て、自分が望む暮らしが叶う住まいへ移るか、あるいは、子どもを静かにさせるために、スマホなのか、タブレットなのか、ゲームなのか、なにかおとなしく子守りしてくれるグッズを与えるしかない。

子育てにおいては、住居とその環境も道具であり、スマホやゲーム、おもちゃも道具です。

僕が好きなお客様の日常のワンショットです。

積み木遊びを叱られる(させられない)住環境で子育てするか
それとものびのび遊ばせられる環境を与えるか、
これは親の価値観のちがい。

小川の家は、子育て優先という価値観に基づいて、これからも歩んでいきます。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。