偶然の価値を見いだせる能力
先日、東京転勤となった知人に書籍出版の連絡をしたところ、
偶然、奥様と九州旅行、そして当日が長崎泊とのことで再会しました。
彼からその後送られてきたメールが、
何とも深みがあり、一部抜粋して紹介させて頂きます。
(略)
今回の九州旅行はさまざまな意味で、
価値のある偶然性にみまわれること多しでした。
小川さんからいただいたメールしかり、
その日「やすらぎ伊王島」でたまたま某番組をみて
Tさんをお誘いしようと思い立ち・・・ということもしかり、
まさにユングのいうところの
「シンクロニシティ(意味ある偶然の一致)」を深く感じました。
この偶然をさらに自分の成長につなげていけるかどうか、
この偶然を真の意味で生かしていけるか・・・
これを脳科学者の茂木健一郎さんは
「セレンディピティ(偶然の価値を見いだせる能力)」と呼んでいます。
(略)
子育てを通じての小川の家との出会い。
それにより、子どもにとっての住まいの重要性を認識するということは、まさにシンクロニシティ(意味のある偶然の一致)だと言えますし、それを自らの人生に「活かせるかどうか=子育て優先の住環境の実現」は、各人のセレンディビティ(偶然の価値を見いだせる能力)次第ということになります。
これを一言で評すれば、
「ご縁」というのかもしれませんが、
この二つの言葉の意味を教えてもらうと、
「ご縁」には、「会う」×「生かす」という二つの段階が含まれていると言えます。
人生って、ひとつずつ丁寧にみていくと、
日々充実したものになってもいくし、
雑に扱うと、
何もかも「うまくいかない」という
欲求不満な人生に自らがしていくのだと、
このメールを読んで痛感したのでした。