誰が為に住まいはあるのか
世の中に提供されている住居は、いろんなタイプがあります。
しかし単身世帯用ワンルームマンションなどを除くと、
3LDK、家賃6万円、駅まで徒歩10分といった具合に、
部屋数、家賃、利便性だけでその住居は分類されています。
そこには、「誰にどんな暮らしを提供するのか」という視点は欠如しています。
洗濯物も布団もまともに干せない
日中でも家中暗い
玄関で靴を履くことすら容易ではない
料理を作る気にもならない台所
子どもが走り回ることもできない
近所の騒音がひどい
寒くて暑くて加湿器・除湿器がなくてはならない
とにかく陰気である
こんな暮らしを誰が望んでいるのでしょうか。
たかが多少便利というだけで(それでどれほど幸せなのかは別として)
たかが多少家賃が安いというだけで(住居が不快な分だけ外食費が増えるだけで)
貴重な人生の一日一日を
そんな住居で子育てを続けることが
結婚式の日に誓い合った
夫婦で力を合わせて幸せな家庭を築く
という約束を守ることになるのだろうか。
殺伐とした時代の中で
家族仲良く健康的に暮らすために
すべきことは、すべき時に前倒しでしっかりやっておかないと
とき(チャンス)を失ってしまいます。