初めての方へ

なぜ「夫は家の話を真剣に聞いてくれない」のか?

なぜ夫は妻の話に真剣に耳を傾けてくれないのだろうか?
話を真剣に聞かないというのは、
それは聞く側にとって
「どうでもよい」からです。
問題は、
どうでもよい対象が
「話題」なのか、それとも「相手」なのか。
たとえば、「話題」
高校野球に興味がない妻にとって、
夫から野球の話題を振られても
困りますよね。
野球、サッカー、趣味の話題なら、
無視しても構わないと思います。
でも、話題の対象が「家」です。
家族の生命と財産を預け、生活拠点となる場所です。
家とは子育て環境であり、
暮らしの質を決める道具であり、
日常をどこでどう過ごすのか、という問題は
人生の問題です。
つまり、
「話題」は「家」ではなく
「家族と子どもの人生をどうするか、どうなるか」です。
この話題に関して
耳を傾けない、真剣に対話に応じない、
どうでもよい態度をとるとなると
それはつまり、
夫にとって、
妻や子どもは(それほど)大切ではない、ということになる。
言葉では
愛する子ども、愛する妻、愛する家族
大切な子ども、大切な家族
と言ったとしても、
実際の行為は大切にしていないわけですから、
まあ、要するに、
愛していない、
大切ではない、
を言葉ではなく態度で示していることになる。
仮に、
夫が妻子を本当に愛している、大切にしているにも拘らず
家の問題に真剣に向き合ってくれないとしたら、
主な原因はふたつあります。
ひとつは、
人生、とくに子育てにおける住まいの重要性について正しく認識していない
(望む暮らしが叶っていないことが現在の住居とその環境にあることを理解できていない)
もう一つは、
妻の欲望が多すぎて、それに付き合うと、破綻する。
(妻の要求が現実的なレベルに落ち着くまで待つ)
家族への愛はあるし、安心、安全、快適に暮らせる住居は欲しいが、
家族/家計が破綻しては本末転倒である。
あとひとつは、
本人のメンタル的な体調不良。
住宅ローンを背負うことに対して自信が持てない。
住まいの相談は
母親からが多い。
それは「家のこと」を
妻、母親が負担している場合が多いから。
ここでいう家のこととは住居自体のことではなく、
炊事/掃除/洗濯/家事/育児という
家庭生活、暮らし全般のこと。
家のこと(ソフト面)で
イライラする、不満がある、不快である原因が
住居とその環境(ハード面)にあることを、
小川の家などを通じて、
自覚、認識してしまったから、
何とかしたい、と思い、夫に「家の話(ハード面)」を
真剣に聞いて下さいとお願いしているわけです。
切実感が妻と夫ではちがうのです。
住まいの相談は
妻からが多い、とはいえ、
ご主人からもしっかりあります。
その理由はまさに
愛する妻と子どもの様子を見て、
ハード面をなんとかしてあげたいという想いからです。
妻は家のこと(ソフト)で目一杯なので、
ハード面の解決ぐらい、自分がやろうと。
ご主人が、家の話を、真剣に聞いてくれない、
踏み込んで対話できない場合、
まず自身で取り組むべきは、自らの欲望を問い直し、
人生において、心の底から大切にしたいものは何か、
をきちんと明確に、整理することです。
大切にしたいものが明確になれば、
それを夫に提示し、協力を依頼する。
理解も協力も得られないということは、
人生における大切にしたいもの、
大切にするものがちがうということ。
それが明らかとなった場合には、
家づくりの話ではなく、
離婚のことを一人で真剣に
考えるようになるのではないかと思います。
子育てがはじまって、人生観、家族観の相違で離婚することがあるように、
家の話を通じて、家族の暮らしと人生をどうしたいのか、
大切なものが明らかとなり、別れるという選択もあるわけです。
夫婦間できちんとした対話ができないということは
その時点で、夫婦間のコミュニケーションがうまくいっていないわけですから、
それはもう、家(マイホーム)云々以前の問題でもあるわけです。
大切なものを大切にするという意志と
それに基づく行動があれば、
必ず通じると思いますし、
道は拓けるのではないかと思います。

  • Facebook
  • Twitter
  • はてなブックマーク
  • @LINE

私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。