初めての方へ

橘湾岸スーパーマラニックリタイア会

7月2日(土)
橘湾岸スーパーマラニック「リタイア会」+
野母崎半島マラニック(30km~50km)
これ、私の発案企画。
企画者としては、この日を迎えるまで、終えるまで、
どうなることかと、なかなか緊張の連続で、
当日は分刻みの1日で、無事終わってホッと一安心。
大成功だったのではないかと思います。
夕方のリタイア会(宴会)に全国から26名、
朝からの野母崎半島RUNに20名。
殆ど面識のない方々ばかり。
皆さん、外見は朴訥としたジミーな感じなのですが、走歴を聞けば猛者ばかり。
普通の会話が尋常じゃないです。
「先週走った疲れが残っている」。
その走った内容が、100kmトレイルを36時間、ロード100kmなど、会話の次元が違う。
さて「当該大会におけるリタイア」をテーマにしたこの企画。
「全員に完走させたい」というスピリッツを実践している大会事務局からする
「ふざけるな!」ではあるのですが(苦笑)
この大会の各部門(S55km,M80km,P103km,L173km,W273km及び試走会)に
各自がチャレンジした結果のそれぞれの「リタイアエピソード」と
その後の話には、笑いあり、涙あり、幻覚あり、教訓あり。
想像以上に、それぞれの思いや悔しさ、そこから見える「景色」があり、
それを通じて感じる人柄、生き様、生まれる哲学。
それを共有することができて、
すごく有意義な時間を過ごすことができました。
皆さんと話をしていて有難かったことは、
企画者として「ここに引っかかって欲しいんだよなあ」というところに、
皆さんグッときて、わざわざ遠方から足を運んでくださったということ。
それは
①会員と非会員の区分(リタイア経験者が会員)
②「なぜリタイアしないのか」というゲストスピーチ
③「もっともリスペクトに値するリタイアランナー」の選出
④リタイアエピソードの共有
⑤野母崎半島を昼間に走れる
(速いランナーは深夜帯。この春、悪天候のためショートカットされた部分)
そもそもリタイアの話題は普通「触れられたくない」
逆にそれを主題にすると、話は尽きないのではないか。
単なる飲み会にしないためにいろいろ工夫しましたが、それが活きた^^
企画者冥利につきる(笑)

権現山の登りを走る娘ナナ^^

熊本から来てくださったMさん。
被災して、2週間の避難所暮らしを乗り越えて、ようやく走れる状態になったそうです^^

高温多湿、エイドは大事です^^家族でぐるぐる回りました^^

権現山の展望台にて

スタート前の集合写真(佐賀、福岡、北九州、熊本、長崎から)

僕もちょっとだけ。
ランは私は12kmほど走って、あとは家族みんなでエイド。
子どもたちは途中、権現山の登りand下りをみなさんと一緒に^^
皆さん良い方ばかりで、可愛がって下さり感謝!
リタイア会では司会進行、幹事ということで
集合写真も忘れてしまいました(申し訳ないです)
肝心の初代MRR(Most Respect Retire runner)は、
参加者の投票から、2015秋W273kmのNさん(北九州、74歳)に。
250km地点付近(二晩寝ていない)で、
意識が飛んだ中でも前に進むその姿に、
それをサポートしていたKさんの姿に、
ちょうどその場に僕はいて、感動して、
僕もW273kmに挑戦しようと思った。
当リタイア会に、北九州からKさんも
申し込みギリギリになってまさかNさんも参加してくださって
エピソードも直接聞けて、シナリオなんてなかったんですけど、感動しました。
ちなみに、参加者の方から
「そういえば、小川さんのリタイアエピソード、聞いていない。聞かせてください」ということで、僭越ながら最後に。
自らギブアップもしたし、関門時間でアウトにもなった。
わが師匠のひとりIさんのW273km試走会での
リタイアエピソードがすべてを濃縮していたような気がします
「悔しくて」(翌年、猛練習して完踏)
リタイアしたことがない(決してリタイアしないと決めて挑んでいる)我が師匠のひとりKさんは、とにかく努力家で研究熱心で、貪欲で、
ありとあらゆる準備を怠らない。
いろいろ教えてくださって、僕はそれをひとつひとつ取り入れています。
だから、直近3回(L173km,P103km,L130km)リタイアしていない。
私にとって超ウルトラマラソンの醍醐味は、
年齢、性別、身体能力が関係ない、ということ。
創意工夫と試行錯誤、諸先輩の実践知を取り入れ、
自分ありにアレンジして、地道なトレーニングを積めば、
着実に強くなるし、やればやるほど奥が深くて面白くなる。
橘湾岸を通じて出会った方々は、世間では「変態」扱いだと思います(苦笑)
当会の企画開催を通じて、視野が広がり、尊敬する方々
いろいろ教えてくださる方々が増えて、運がいい人生だなあ(笑)
参加者の一人Kさんのブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/azuyuu55/14261834.html

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。