MY LIFE

福岡大学商学部非常勤講師ー15年目

6月30日(木)
福岡大学商学部にて非常勤講師を務めさせて頂きました。
振り返ってみると、2001年から。
当時の講義は「社会的起業家育成プログラム」のゲスト講師。
その時初めて、私がやろうとしていることは
「社会的起業家=ソーシャルアントレプレナー」なんだということを知りました。
こんな私をずっと呼んで下さる田村先生に感謝^^
今回は2コマ
「表現する力をつけるプログラム」
「ソーシャルイノベーション」
講義といっても、私と弊社のことを事前に調べた学生さんたちの質問に私が答えるというインタビュー形式。
「質問に答える」役割のはずなのですが、
質問の内容がイマイチよくわからないと、質問者に逆に問うてしまう(苦笑)。
そもそも論をふに落とさないと、
そもそも論をその場にいる人たちと共有できないと、
次のステップに進めない、という習性を本能的に発揮してしまった(苦笑)
毎回、学生さんたちとのこの場は非常に勉強になるのですが、
今年はなんだか、すごく僕自身がいろんな気づきがあり、
勉強させてもらいました。
とくに「正しく理解して頂くためにはどうすればよいか」ということ。
顧客や対象として想定している方々に、正しく理解していただくために、
様々なコンテンツ(当ブログもそのひとつ)をつくるわけですが、
実際問題として、間違った印象やインプットを訴求媒体が与えてしまっているということは、
それはやっぱり、作り手側に原因がある。
私自身の表現から、正しく認識していただくにはどうすればよいか、
ゼロベースで問い直し、整理しないといけないなあと、反省した次第です。
学生さんたちへの逆質問は私にとって極めて有効な気づきの機会となりました。
写真は昨日の様子。

以下、依頼して下さった田村先生からFBを引用。
今日の表Pは小川の家の小川社長。「小川さんにとって一番大切なものは何ですか」と不用意な質問をした学生に対し、小川くんは「君にとって大切なものは?」と聞き返す。学生は答える「命です」、小川くん「君にとって命の定義は?」、学生「????」。そこから5分かけて、学生たちが考えた命の定義でホワイトボードが埋まっていく・・・・・

上記の引用にある通り、不用意にも私に
「小川さんにとって大切なものはなんですか?」なんてことを質問してくれた彼に感謝です^^
「命とは何か」を自分の言葉や概念で定義するというのは、
なかなか面白くて重要なお題ではないかと思います。
他方、学生さんたちにとっても、なんとなく使っている言葉、
わかっているようで、わかっていない、そもそも何をどう理解していて、
なにがわかっていないのか、そういうことを気づくきっかけに、
今回の授業がなっていれば、有難いかなあと思います。
正解があるわけではないからこそ、
いろんな問いの立て方があるわけだし、
いろんな捉え方があり、
それをいろいろ持ち出してきて議論するから、
思考が深まり、認識が変わり、行動が変わっていく、
人生が変わっていくのではないかと。
私の日常には誰かと議論することなど皆無で、
一人で問答していることばかりなので、このような機会は有難い。
栄養ドリンクを、久しぶりに、1日3本飲んだ日でしたが、
無事に帰宅してホッとしたあとのビールは美味かった^_^

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。