初めての方へ

家づくりの目的は何か?

・マイホームを購入したい
・家を建てたい
私が相談者に確認することの一つに
「なぜ家を建てたいのですか?」ということ。
つまり、「家を建てる目的」です。
家=住居は暮らしの道具です。
生活必需品です。
家を建てても建てなくても、
マイホームかどうかにかかわらず、
人間の生活には住居が必要。
すでにどこかに居を構えているわけですから、
生活必需品としての道具はもっている。
にもかかわらず、
なぜわざわざ家を建てる必要があるのか?
なぜわざわざ借金してまで家を建てるのか?
大きな買い物ですから、
それなりの目的がある、はず。
ただ欲しい、
今より便利に、広く、きれいに、
という動機で購入する方もいるわけですが、
小川の家では
なぜあなたは家を建てたいのですか?
建てる必要があるのですか?
目的はなんですか?
つまり、家を建てることで、
なにを手に入れたいのですか?
ということを、きちんと問い、確認するようにしています。
わざわざ借金してまで
手に入れたいものがあるから、
家を建てるわけです。
それはすなわち、
今の住居で暮らすかぎり、
手に入らないもの、です。
つまり、いま求めているんだけれど、
いまかなっていないもの、です。
もちろん、家を建てる目的、
マイホーム購入の目的は人それぞれです。
不動産投資という方もいれば、
小川の家のように、
子育てのため、
子供をのびのび健康に育てるため、
家族が心身ともに健康に暮らすため、
という方もいる。
家づくり、マイホーム購入というと、
一般的には、
デザイン、立地条件、広さ、部屋数、設備、間取り、価格、材料
といった物事、要素、それぞれについて、
要望をピックアップして、足し算することのように思われがちですが、
すべては手段です。
すべては道具です。
すべては程度問題です。
自分たちにとって、なにが適切か、最適か、妥当か、満足できるか、有効かを判断するためには、
そもそもなぜ家を建てるのか、その目的が明確になっていることが大事です。
で、
家づくり、マイホーム購入に失敗した、後悔した、不満が多い、
という残念な結末の原因は、
この「なぜ家を建てるのか」という目的=判断基準を
最初にはっきりしておかなかったことにあると思います。
あるいは、
目的はバッチリ決まっていたが、
その目的がまちがっていた。
私は基本的に、家づくりとは
家族の幸福な暮らしづくりだと考えています。
幸福な暮らしとは何か?
どういう状態(日常)なのか?
それを叶えるためにはどういう家(道具)が必要なのか?
その家を建てるためには、どうすればよいか?
いまの住居で家族全員が幸せに、快適に暮らせている、
これから先、数十年も同様に期待できるのであれば、
その住居は良い住居だと思います。
ーわざわざ家を建てる必要がないー
どんな家がいいか、を考える際には、
その判断基準となる
そもそも家を建てる目的は何か?
どんな暮らしを望んでいるのか?
ーどんな暮らしや人生は嫌なのかー
を深く自問自答されてみてください。
結婚した時、子供を授かった時、
自らが求めていた暮らしや日常生活と
実際のそれとがちがうようであれば、
それが家を建てる目的ではないかと思います。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。