初めての方へ

正しい家づくりには気に入らないことが含まれる

「正しい家づくり」
ここでいう正しいとは
家族が幸福に暮らせる家をつくる、という意味。
ここでいう「家族が幸福に暮らせる」とは、
家族それぞれが、日常を心身健康に、快適に、
安全、安心して過ごせているという現実。
毎日、いろんなことがあります。
一つひとつの何気ないできこと、問題、やりとりについて
深く考える癖がついているので、
毎日、いろんなことを深く考えます。
たとえば、
収入、年齢、家族構成は同じでも
ある夫婦には借金が数百万円もあり、
別の夫婦には貯金が数百万円ある。
この事実、この目の前の現実が何を意味するのかというと、
つまるところ、
貯蓄額および借金の額は
収入や家族構成には関係しないということ。
ただただ、お金の使い方のちがい、に尽きる。
貯金がなくて、借金があるという人は、
入ってくるお金よりも
使うお金の方が多いということ。
それはどういう日常の繰り返しかというと、
日々、つい目先の欲望を優先してしまうのだと思います。
つまり、欲しいものや、お得ですよ、に
思わず飛びついてしまう。
そういう習性が身についてしまうと、
家づくりにおいても同様のリアクションになりがち。
思い通りのマイホームがその気になれば
簡単に手に入ると思っている。
なぜなら、それまで、住まい以外のモノやサービスはすべて
案外簡単に手に入れてきたから。
その延長線上で手に入ると思っている。
(口では難しいというかもしれないけれど)
ところが、そうはいかないのです、正しい家づくりにおいては。
旅行に行くために
目の前の消費を我慢するように、
家族が心身健康に暮らせる家を手に入れるには、
目の前の欲望を、我慢しなければならないことが必ずある。
そういうときに、
日頃から、何事にも我慢が必要であること、
なんでも手に入るわけではないことを
ささやかな消費の日常において理解し、受け入れている人は、
正しい家づくりにおいてもそれができる。
他方、
そういう日常の些細な我慢が出来ない人は、
家づくりにおいても、ちょっと気に入らないことがあると
じゃあ、いらない、となりがち(あっさり、諦める)。
「家を建てない」という選択は、裏返せば、
「いまの住居に、一生暮らす」という決断を意味する。
あるいは、
子育てが済むまで、数十年間、そこで暮らすことを意味する。
家が建たない、
マイホームを購入できない
という現実は、持ち家か賃貸かなどという
どちらでも選択できるような安易な論争とは次元が違う。
家族が幸福に暮らせる住まいを手に入れるには、
多少気に入らないことを飲み込めばよい。
今日もいろんなことを深く考えさせられました。
いろいろありますが、
依頼して下さるお客様夫婦と、お子さまの笑顔を思い浮かべながら、
私もたくさんの気に入らないことを飲み込んで、
「そのご家族が幸福に暮らせる家」の実現に向けて、
この自分の命を大切に消費したいと思います。
何とかしたいな、と思われた方へ
まずは家づくり診断をご活用ください。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。