棟上げに思う、家を建てるということ
5月18日(水)
Tさまの上棟式
ご主人は海外赴任中のため、
その場に立ち会うことはできないのですが、
「写真送ってね」ということで
奥さまがLINEで送信していました。
家づくりも年齢的に、20代、30代前半という
若さのあるときに進んでいくものと
30代後半、とくに40代に入ってからのそれとは
やはり、ちがうものがあります。
年齢から生じる様々な葛藤を乗り越えることもセットになる。
それこそ一昔前、20年近く前であれば、
家を建てる年齢=40代という感じでした。
なぜその時期になっていたのかというと、
頭金を貯めるためには、それだけの期間が必要だったからです。
当時までは、頭金20%+諸費用分の自己資金=貯蓄がなければ、
マイホームを購入することができませんでした。
住宅ローン融資の条件だったわけです。
住宅ローンの返済期間も最長で25年程度だった。
40歳~45歳で、
住宅ローン20年~25年返済、
が一般的だった。
親兄弟を保証人にまでとられる時代だった。
2000年頃から金融緩和等で
住宅ローン商品の仕組みもずいぶん変化し、金利も低下し、
それにより、若い方でもマイホーム購入が可能になってきた。
家を建てるという行為は、
年齢に関わらず、
誰にとってもパワーが必要です。
若さ=パワーでもあるわけですが、
若いからといってパワーがあるとは限らない。
20代、30代前半でも、
なんだかんだと老後や将来の不安を口にして
未来を切り開く一歩を踏み出すことをしない人も多い。
他方、家を建てる行為は
夫婦に、家族に、まわりに、パワーを与えてくれます。
上棟式という場は、
組み上がっていく木の家は
そこに集う人、周りの人にも
パワー、元気、勇気、希望、未来を
与えてくれるのがよくわかります。
Tさま(ご主人)は40代半ば。
ご自身が出張、海外赴任等で、
自宅で過ごせる時間が短いからこそ、
妻と娘さんのために、長崎にいる家族が
安心、安全、快適に暮らせる家を建てるという選択をなさった。
カッコいいなあと改めて思いました。
完成は7月中旬。
ご主人の次の帰国時には家がほぼ完成しているはず^^
愛のある家づくりを心掛け、
きちんとお引渡ししたいと思います。