初めての方へ

決断を1日先送りすると、完成は1週間先になる。

小川の家における家づくりに要する期間は
正式依頼からお引渡しまで、通常8ヶ月~10ヶ月。
土地や建築の許認可、職人の段取り、造成や季節によっては1年を要します。
たとえば、
資料を請求しようと思っているが、申込みを1日先送りすると、
資料をみるという果実を得るのは、1週間後になります。
家づくりにおいては
決断、意思決定を1週間先送りすると
完成は1週間先ではなく、1ヶ月先に伸びます。
1ヶ月先送りすると、3ヶ月先。
寿命が決まっているとすると、
望む暮らしが叶う住居での人生が短くなるわけです。
お勤め先に定年がある場合、
「現役として稼げる期間」は一日一日「減って」いきます。
購入の決断を1日先送りすると、引渡し時期が1週間先になる。
1ヶ月だと、3ヶ月、
3ヶ月だと、1年先になります。
これって現実問題として、
住宅ローンを現役の収入で支払える期間がガッツリ失われていくわけです。
お金の問題は、カネで解決することができるかもしれませんが、
失われた時間の問題は、カネでは解決できません。
なにより、その間、子どもはガンガン成長している。
家づくりは、アマゾンでポチッとして、翌日配達という世界ではありません。
土地やマンション、建売住宅や中古住宅はすでにある商品なので、
売買できますが、家づくりはそうはいきません。
家づくりは、依頼主がひとつひとつ意思決定することで、
ものごとが動きます。
それが数十の専門業者、数多の関係者の理解と協力、賛同を得ながら、
ひとつひとつ構築されていく、オーダーメイドの地道なモノづくりです。
依頼主がひとりでポチっとすれば、
家ができるわけではありません。
関係者に頭を下げて、それこそ、多くの人に協力を乞うわけです。
注文を1日先送りすると、届くのが1週間先になる。
1週間先送りすると、1ヶ月先になる。
1ヶ月先送りすると、3ヶ月、半年先になる。
いま、家を建てようと意思決定しても、
新居での生活が始まるのは、年末でしょうか。
子どもは1つ歳を重ねるわけです。
家を建てたいな
いまの暮らしを変えたいな、
住居の問題を解決したいな、
と思われている方は、
立地や金銭面での条件云々とは別に、
かけがえのない「時間軸」を意識してみることも大事ではないかと思います。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。