心豊かで健康な暮らし

要するに、不仲である。

妻(夫)が、小川の家が提供する「家族の心豊かで健康な暮らし」を望んでいて、なおかつ、住宅ローンの借り入れが可能(資金的に問題がなく)で、健康に働いているにも拘わらず、妻(夫)の要望を聞き入れて、協力して行動できない家族がいます。

どうしてうまくいかないのか?

うまく行かないのは、要するに、夫婦不仲が原因です。

ここでいう不仲とは、ケンカが多いといった表面的なことではなく、夫婦の人生観、家族観、子育て観が「かみ合わない」ということです。

人生観が違うことを認めてしまえば、家づくりの話ではなく、「これからも人生を共にすべきか」という離婚問題となりますから、非協力的な側(妻or夫)は、(人生観の話は避けて)「条件が整わない」という具合に問題をすり替え、先送りに徹します。

夢のマイホーム=夫婦それぞれの要望を足し算するだけの家づくりであれば、(その先のどういう暮らしが待ち受けているかどうかは別として)頑張れば何とか家というモノは手に入るかもしれません。

しかし、家族の心豊かで健康な暮らしという目的(目標)を共有できない夫婦の家づくりというのは、暮らしあってのモノ(家)ゆえに、残念ながらマイホームというモノだけが実現するということはあり得ない。従って、今までと同様、今後も今の住居で生涯過ごすことになる。こんなご時世、わざわざ借金してまで、家族が暮らす住環境のために努力する必然性を見いだせないわけですから。

夫婦は別人格だから、すべてにおいて、共通・共有できるなんてことはないし、そんなことがあるのであれば、正直、気持ち悪い(笑)。

ただ結婚して「幸せな家庭を築く努力をすること」を誓った以上、幸せな暮らしに必要な努力や協力は双方が歩み寄ってしなければならない。それ(協力)ができない、ということはすなわち「幸せな家庭を築けない」ということにつながる。つまり、結婚した目的が壊れたということを意味する。

子育て優先の家づくりは、奥が深い。

その過程を一つ一つ掘り下げていけばいくほど、その行為や言動はどういう意図を含んでいるのかを考えるようになり、真意が見えるようになる。

だからこそつくづく思う。

夫婦が真の意味で仲良くすることが、夫婦にとっても、家族にとっても、そして何より子どもたちの成長にとっても大切だということを。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。