機内食は工業製品か?
全日空が機内食用の工場を100億円かけて新設するというニュース。
機内「食」は、「工場」で、「製造」されるのね。
辞書「新明解国語辞典」によると
工場・・・多くの労働者を使って機械などで物を生産するところ。
どうってことない、ニュースです。
私はなぜか「工場」という表現が無機質に使われていることに違和感を覚えた。
人間(お客様)が食すものをつくり、提供する作業場を「調理場」という呼称ではダメだったのか(苦笑)
「100億円かけて機内食用のキッチンを建設!」
だったら、同じ機内食でも、その向こうにいる人たちを思い浮かべながら、機中にておいしくいただけたのではないだろうか。そこで働く人たちも機中のお客様を思い浮かべながら仕事に励みやすくなったのではないか。
ちなみに(大手ハウスメーカーの)プレハブ住宅とは、住宅を工業製品化していることに最大の特徴がある。これに対して、小川の家は、工場で製造されて顧客のもとに運ばれるわけではない。