私たちの考え

家庭訪問

一昨日、家庭訪問がありました。

幼稚園の担任は、今年新任ということで、何と言うか、まさにフレッシュ!

13年前は僕もこんなに爽やかだったんだろうな~と言うと、妻から失笑された。

先生は一生懸命、幼稚園での息子の様子や印象を話して下さいました。

そこで私の質問「家庭訪問の目的って何ですか?」

「入園したばかりなので、子どもたちの園での様子や自宅での様子を伺いに来ました」とのこと。

聞くと、息子がお世話になる幼稚園の家庭訪問は、今回1度きり。

小中学校のように毎年あるわけではないそうです。

30分弱の家庭訪問を終えて、いろいろ考えました。

先生側が「家庭訪問で確認すべきことは何か?」と。

一番大事なことは、子どもの園での様子を話すことではなくて(連絡帳で済む)、親の生活環境や夫婦の考え方を知ることではないでしょうか。30分間、夫婦の子育てや教育、その家族のライフスタイルや価値観をじっくり聞き、知ること。そうすることで「その子」が育つ背景を把握できますし、様々な問題に対応できていくのではないでしょうか。私なら、家庭訪問をそういう難しいことを確認する絶好の機会と位置づけます。

※私は教育者ではないので分かりませんが、何か問題が生じた(子ども又は学校側)たら、上記のような意味での家庭訪問となるのかもしれません。

その他、僕は仕事柄、利害関係者の意向を確認する習慣がついています。

例えば責任の所在について、どこにどう、どの程度あるのか、それをお客様や利害関係者に説明し、了解を得るように心掛けています。思うに、幼稚園も子どもを預かるわけですから、園と保護者の責任の境界線をきちんと説明して了解をとっておくべきではないかと。説明会や体験入園は開催されているのだけれど、肝心の「大人の話」がどうも欠落している感は否めません。このまま行っちゃうんでしょうけど(笑)

ただ、例えば送迎バスや園内での事故というのは、世の中を見渡せば発生しているわけで、そういう社会的な問題を踏まえて、その園としての対応や方針などを保護者に説明しないというのは、どうなのかなーと。過剰反応とかそういうことではなくて。

園長先生以下、スタッフの方々は数回お会いしただけですが、非常に親切でイイ人たちばかりです。しかし、イイ人だけでは済まされない、相手に多少嫌われたとしてもシビアな現実をきちんと説明・仕切るという能力も信頼関係を築く上では必要です。

子どもたちの成長に合わせて、今までとは全く違う世界とつながっていくんだなーというのを園を通じて感じます。これから思考を鍛えてもらう機会が増えそうで、楽しみです。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。