誰が為の家づくり
一概にマイホーム、家づくりと言っても、各家庭で人生観・価値観・優先順位は異なります。
私たち小川の家は「子育て優先」の家づくり専門です。
従って、私たちに依頼して下さるご家族は、数ある家づくりの方針の中から「子育て優先」を選択した方々です。
「子育て優先」とは言え、概念は共有できても各論になると夫婦それぞれの「私」の欲求が出てきますが、これは当然です。問題はその「私」の欲求をいかにコントロールできるか、です。
真っ先に要求すれば、それは「子育て優先」ではありません(笑)
私がお客様に伝えるのは、まず「子育て優先をきちんと担保しましょう」ということ。
次に、本来の目的が達成(担保)されたあと、ご夫婦の欲求(要望)を少しでも多く実現しましょうと。
もちろん「私の欲求」が「どの程度」実現するかはケースバイケースですが、夫婦の基本姿勢として「私の要望・要求は叶わなくても構わない」ということが軸・土台としてしっかりしていないと、一歩間違えば「約束されたはずの子どもたちが心豊かで健康に暮らせる家」すら、一瞬で吹き飛びかねないのです。
<小川の家づくり>
大切なもの
↓
必要なもの
↓
欲しいもの
これらを冷静に一つずつ順番に確保していくことが、
家族の心豊かで健康な暮らしの実現には欠かせません。
<多くの場合>
欲しいもの
↓
必要なもの
↓
大切なもの
上から順番にしか手に入りませんので、
欲しいものと必要なものを優先させた結果、
大切なものを失ってしまう場合があります。
具体的には子どもの心身の健康と「時間」を失うことになります。
夫婦にとって、子どもの心身の健康、健やかな成長が「それほど大切でない」のであれば、何の支障もないのですが、子どもの健やかな成長をまず望むのであれば、それが満たされないというのは、子どもだけでなく夫婦にとっても多大な損失です。
実現請負人である私は、「子育て優先」の家づくりを選択されたお客様家族のために、家づくりの過程でどんな困難がやってきても、「子育て優先」を貫く姿勢が欠かせません。
具体的にどういうことかというと、
大切なもの
↓
必要なもの
↓
欲しいもの
これを一貫してお客様に伝え続ける、求める、ということです。
お客様がどんなにぶれても、初心を忘れかけても、
私は決してぶれてはいけないと自分に言い聞かせています。
それこそがまさに私に対する「信頼」であり、
信頼して依頼して下さったご家族との
「約束を守ること」
「約束を果たすこと」
だからです。
我が家はこの2週間ほど、3人の子どもたちが順番に体調を崩しました。
元気ハツラツに回復した子どもたちの笑顔を見ると、
私が欲しいものは常に後回しで構わない、と再認識しました。
(欲しいものは次々と出てくるわけですが・笑)
誰が為の、何の為の家づくりか?
この問いは私だけでなく、夫婦にとっても
自問自答する意義のある問いです。