「欲しいモノ」リストから「大切なもの」リストへ
毎日、多方面から、さまざまなご事情、
お問合わせをいただきます。
相談の趣旨は、主に二つに分かれます。
仮にAさん、Bさんとしましょう。
Aさんは、さまざまな条件を列挙して、これをつくってくれますか?
Bさんは、自らの住環境で、いまの暮らし、人生、子育て、お金で困っていること、悩んでいる点を書き出し、この問題を解決するにはどうしたらよいですか?
欲しいモノリスト派と困っているリスト派
Aさんがもつ資源配分は
欲しいモノ→欲しいモノ→欲しいモノとなる。
Bさんの優先順位は
困っているもの→必要なもの→欲しいものとなる。
資源は、有限。
資源とは、お金×時間×労力。
お金とは、稼ぎ×支払い額×返済期間×預貯金
時間とは、残りの働ける期間×子育て期間×残りの人生
労力とは、24時間を何に使うか。
私たち小川の家の対応は、
欲しいモノリスト派であれ、
困っているものリスト派であれ、
一貫しています。
その家族が豊かな心で健康に暮らすにはどうすればよいか。
その機能をもった住まいを実現して届けるにはどうすればよいか。
欲しいものリストのAさんであれ、
困っているリストのBさんであれ、
まずは、大切なものリストをつくってください、と伝える。
私たち小川の家は、字面だけで
「豊かな心で健康な暮らし」を掲げているわけではない。
徹底してその実践にこだわっています。
私たち小川の家にとって、大切なものとは
・家族の日常が豊かな心で健康に暮らせること
・子どもがイキイキ、のびのび健康に育つこと
ここに共感して、共有してくださった妻あるいは夫が
「小川の家に住みたい!」
「小川の家で子育てしたい!」
とおっしゃってくださり、
私たちはその家族のために、実現に全力を尽くす。
年収、職業、地域、子どもの有無を問わず、です。
大切なものを優先する人は、
結局、欲しいモノも手に入れている-多少の時間差があるに過ぎない-
欲しいモノを優先する人は、
目先の欲しいモノは獲得するが、
結局その賞味期限は想定外の短さで、
次もまた欲しいモノを追い求める。
気がつけば-大切なものがない-
失って初めて気づく-取り返しがつかない-というほうが適切かもしれない。
「欲しいモノ」リストから
「大切なもの」リストへ
これが小川の家づくりです。