心豊かで健康な暮らし

子どもの命は、何より大事?

子どもの命はなにより大事?
―子育ての住環境の選択に関して、
子どもがのびのび健康に育つことをなにより優先するー
という子育てを優先した家づくりをやっていると
子どもの命が何より大事ではない、
という夫婦の実態に日常的に遭遇します。
「そんなはずはない」と反論する方も多数いらっしゃるでしょうが、
「いまの住居に決めた最大の理由はなんですか?」と
自問してみれば、すぐにお分かりになると思います。
「家づくり診断」の質問の一つに
「家族が豊かな心で健康に暮らせることよりも優先するものがあればお聞かせ下さい」という項目があります。
「ありません」とこたえる人
「太陽光発電」とこたえる人
「実家の近く」とこたえる人
子どもの命が何より大事、と皆言うが、
実際に、住居選択という日常の優先順位を決める局面で、
子どもの命を最優先するわけではない、
ということが、上記の質問に対する回答でよくわかります。
子どもの命は、二の次ですね、と確認されると
フリーズすると思います。
住まいの問題は、命に直結することではない、
という捉え方もありますが、
それをいえば、市場に出回っている食料品すべても同じ理屈になる。
食べてすぐに死ぬわけではないー
タバコの煙も同様ー吸わせてすぐに死ぬわけではないー
何事も程度問題はあります。
子どもの命が何より大事ー
交通事故をさけるために、家から一歩も出さないー
子どもの命が大事ー
社会で多くの人が叫ぶほど、
それだけ犠牲にされているということでしょうか。
私たち小川の家は、
素朴に大切なものを大切にするという
極めてシンプルな姿勢、判断基準で
家づくりをしてます。
付記:
家づくり、住居選択の優先順位において
「子どもの命が何より大事ではない」というご家族は、
私たち小川の家にマイホームの相談をすることはあっても、
依頼することはありませんし、
そもそも(小川の家は)「実現不可」という診断結果になります(苦笑)
お金の問題ではなく、それ以前の、価値観の問題ですから。
※ここでいう子どもの命とは、時間×健康×意欲です。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。