初めての方へ

相談受付対象を【預貯金200万円以上】とした理由

相談受付対象の明確化に関して、

母親年齢38歳未満

に加えて

預貯金200万円以上

も設定しました。

過去20年間、1000組以上の子育て家族のリアル家計・資産を見てきました。

貯蓄額と世帯年収は関係ない

のは明らかですが、家づくり診断回答で、預貯金が200万円未満でも、保険の見直しなどで、対応すべく、あれこれ打開策をやってきました。

でも、ですね、やっぱり、無理なんですよね。

もちろん200万円未満でも実現した事例はあります。

実現しないケースがほとんどだから、対象を設定することに決めたわけですが、結局、お金の問題に関して、不明瞭、不透明なんですよ。つまり、住宅ローンが降りる見通しがたたない。そして、家づくりを進めていくために必要な着手金、手付金、契約金など、現金での支払いが必要な部分に対応できないわけです。

保険の解約返戻金でカバーできる場合もあるのですが、これはこれで、保険を今解約すると、「損する」というわけです。

家を建てようという時に、それは家族の生活拠点、人生の拠点、安全安心して自由に快適に暮らせる拠点を手に入れるために必要な行為よりも、保険の解約で「損したくない」が勝るわけです。

そもそもその保険が得かどうか、得だとして何がどう得なのか、それを正しく論理的に理解しているわけではないけれど、解約したら損すると言われたから、という理由です。

結局、心から求めていないわけです、今のままでいい。

家計の見直し策の提案をするのは、暮らしを変えたいという願望を叶えるためです。その前提となる願望は、願望ではないわけですね、要するに。

大きなお世話になるし、無理して買わせようとしている、みたいな受け取られ方をしてしまう。

さらに、

多重債務

の方がほとんどです。さらに、自覚していないです。

車のローンに加え、ほとんどが残価設定型で、クレジットカードのローン、リボ払い、奨学金など、複数の返済が毎月固定支出として溜まっている。

まさに、自転車操業です。

内緒の借金がある

マイホーム購入は住宅ローンの問題になる。融資審査では、クレジットカードの債務など、借入金はすべてオープンになります。つまり、嘘がバレる。お互い様の場合もある。したがって、検討はしても結論はNOとなる。もちろん、内緒の借金があるから、とは口が裂けても言えない。

家を買うつもりがなかったから貯金をしてこなかった

貯蓄は自分と家族の家庭生活を守るためにしておくものです。家を買うかどうかは関係ありません。旅行するにもまとまったお金が必要だし、冠婚葬祭、子供の入園・入学等にも必要です。災害や病気・怪我などでも急な出費、まとまった現金が必要になります。生きていると確実に起こることですから。

そういう初歩的な部分に関して

夫婦で協力していない、協力できない

ことが預貯金の額に現れているわけです。

マイホームを購入するかどうか、家を建てるかどうか以前に、日常生活においても家族の日常、未来に対しても、きちんと備えておこうというスタンスがお互いにない。

定職についていて、安定した収入があるからこそ、自転車操業が可能です。ですから、債務整理ではなく、家計の見直しを抜本的にやれば、実現の可能性はあるのですが、夫婦で協力する、大事な物事のために、目先の何かを我慢するという行為、判断ができないからこその、預貯金の額です。今更どうこうできるものではありません。

したがって、これはもう、預貯金200万円以下では、対応できません、と私自身が諦めるしかない。

貯金って、やると決めれば、できるんですよ。貯金するってことは、日々、何かを節約する、倹約するってことです。家を建てる時にも諦めないといけないことは必ず出てきますから、その練習にもなる。見栄を張らない、欲しいものをすぐに買うことは保留して、大事な物事にお金をかける。

現状、預貯金150万円の方は、200万円貯まったらご相談ください。

 

 

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。