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預貯金200万円以下の方へ

相談受付対象の制限に関して

<預貯金200万円以上>

家づくりを具体的に進めていく際には、土地の手付金、設計料の一部、工事契約金、諸費用などの支払いが必要になる。

例えば、土地価格:1000万円、手付金10%とすると100万円。5%でも50万円。土地代金全額を住宅ローンで借りることはできるけれど、手付金の時点では融資が使えない。だから、現金が必要。

どれだけ土地探しをしても、気に入った土地があっても、その土地を購入するためには手付金が必要&現金オンリー。間取りの打ち合わせも同じ。設計見積もり無料で突き進んだところで必ずどこかで現金が必要になる。しかもそれは5万、10万ではなく、50万、100万である。

建物契約も同じ。現地調査から始まり、設計打ち合わせ、設計図書を完成させ、見積もりを経て、工事契約に至るが、建設費2000万円になったとして、契約時に一円も支払うことなく、契約が成立するか?常識的に考えて、成立しない。

着工までの準備、資材の発注、すべて費用が発生する。もし、施主がキャンセルしたらどうなるか?大損害。逆の立場で考えれば明らか。自分が仕事を請け負う側だったら、お金を一円も支払ってくれない人の仕事を、自分の立替払いで、数十万円、数百万円、引き受けますか?答えはNo。契約とは約束を書面にしたもの。約束を守らなかったとしても相手にペナルティはない。ペナルティがあったとしてもそれを支払う能力がない。取り戻そうとしたところで不可能。

預貯金は200万円以下でも、学資保険など貯蓄性保険を解約すれば、その返戻金で200万円を超えれば、家づくりを進めることができる。

「今解約すると損する」と(保険の担当者から)言われた(だから解約しない)

いくら損するのか。そもそも得とはなにか。

でも、そのやり取りをするのが不毛だとわかった。

いつの間にか、こちらが「買って欲しい」みたいになるし「保険を解約してまで、家を建てるつもりがない」となる。あれ?おかしなことになってきたよ。そもそも本人が暮らしを変えたいというところから相談が始まったのにね。

預貯金に関しては、そもそもその家を建てるかどうかに関係なく、必要。稼いだお金を全部使ってしまう、借金もある、教育資金を準備する意識もゼロ。つまり、計画性がゼロ。夫婦で家族の人生をどうするつもりなのだろうか。私の理解や想像の範疇にない。

世の中には、手っ取り早く、何でもやる方法があります。典型は詐欺。

ごまかす方法を賢いと勘違いする夫婦も多い。

例えば、車の借金を住宅ローンで借り換える。それがあたかも賢い方法であるかのように説明するセールスマンが存在する。

売買物件=マンション、中古、建売だと、手付金5万円、残り全額住宅ローンという取引ができるので、まとまった預貯金はいらない。

車のローンを住宅ローンに組み込んで借り換えた場合、5年後、10年後、どうなるか?家計が破綻する。債務整理の道。だって、5年か10年しか乗らない車の借金を35年かけて返済する。その間に、車を買い替える。それもまたローン。借金が積み上がっていく。

結局、原因はどこにあるかというと、身の丈に合わない生活。場当たり的な消費と判断。計画性の無さ。

家づくりって、計画して進めていくものなんですよね。全体計画をまず立てる。計画性がないというより、計画がない、計画を考える脳がない。それまでそれで生きてきているので、計画はいらない。

不思議なことに、きちんと計画しない人に限って、将来が不安だ、とか、住宅ローンを支払っていけないかもしれない、という。住宅ローンがまだない状態で家計は破綻しているのに。将来どころか、毎月の収入と支出の把握、管理もしていないのに。

学資保険等の解約返戻金を加えれば200万円以上になる方のご相談はもちろんOKです。ちょっと計算すれば、保険の解約タイミングで若干減る返戻金よりも家賃数ヶ月分や数年分のコストの方が遥かに大きな損失だと気づくはず。

 

それを説明しても目先の損得でしか判断できないから、理解できないんだよなあ。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。