住宅に潜む化学物質~70種検出例
住宅に潜む化学物質
「規制外」多く 注意を
という特集記事が掲載されていました。
住宅メーカーの殆どが消費者に説明・販売する
「シックハウス対策済みですから、安全です」とは、
国が定める物質が基準値以下である、ということです。
ご存知の方も多いと思いますが、
この夏、小川の家でも室内化学物質測定を実施しました。
この結果、愕然とする事実が判明しました。
それは、室内に使用されている建材は、まったくちがうにも拘わらず、
国の基準による測定結果は、殆ど同じ。
具体的には、自然素材⇔新建材です。
見た目、肌触り、そして何より、室内の空気はまったくちがいます。
だから、「当然、測定結果はちがうはず」と想定していました。
現実は、そうではありませんでした。
国の定める物質に関して言えば、
殆ど差がありませんでした。
化学物質は次々と新しいものをつくりだすことができます。
シックハウス症候群に関して言えば、
通常、(建物内に入り)体に違和感が生じても
その原因を特定することは、ほぼ不可能です。
「シックハウスではないか?」と国の定める方法で検査したところで、
指針値以下しか検出されない。
なぜなら、すでに、別の有害化学物質が使用されているから。
新建材を使い続ける限り、いたちごっこです。
消費者は、「シックハウス対策済み」と説明をうけ、
安心して安全だと判断して購入(入居)する。
入居後、家族の誰かが体調不良になったとしても、
「あなたの体質の問題です」で片づけられる。
現在の日本では、法改正後の新築住宅では
法令上「シックハウス」は存在しません。
ゆえに、法的には、販売元へ責任を追及しても問えない。
次は、化学物質過敏症という健康被害者が、
今後より増えていくはずです。
※増加しているから、記事になる。
記事によると
ある建売住宅では70種検出例もあったそうです。
追伸:
記事のまとめは、
「冬場でも、寒くても、窓を開閉して、換気しましょう」
スポンサーに配慮せざるを得ない日本の大手マスメディアの本質です。