初めての方へ

本当のことを優しく言えない

相談や問い合わせは多岐に渡ります。
聞かれる内容は共通するのですが、その目的は異なります。主に

①とりあえず情報収集
②相談のための相談
③なんとかしたい(実は困っている)

①【とりあえず情報収集】
いくらでできますか?というパターンです。いろんな会社に聞いて回っているのですが、実質的に意味がない情報収集です。なぜなら、自分がいくらお金をかけるかを決めるのは自分だからです。自分がいくら支払えるかは住宅会社の問題ではないからです。ローコストであれ、大手であれ、本人が住宅購入にかける費用は同じです。自分の事情で決まる予算をどう使うか。いくらかかりますか?ではなく、自分の経済力で予算の上限はいくらになりますか?その範囲で、どこまでできますか?と尋ねるのが正しい相談方法です。

住宅建築は究極の現地製造業です。1発勝負。建築地も建築時期も異なりますから、建物だけを切り取って同じものをつくるとしても建設費は大きく変わります。あっという間に数百万円単位で異なります。とくに土地の問題は大きい。建物だけで2000万円です、という最初の説明が、生活するためには建設費で2500万円になったら、騙された!になります。

情報収集中という人に限って、一番肝心な自分たちのことを正しく理解していない人が多いです。つまり、集めるべきことの順序を間違っている。

②【相談のための相談】

あちこち相談しているわけですが、相談の目的は相談という人です。どうしたいのか、わからない。話を聞いてくれる人、相手にしてくれる人を求めている。相談の目的は相談の人は、相談しても何も解決しない。なぜなら、相談が目的だから相談したことで目的は達成されたことになる。

③【なんとかしたいから】
なんとかしたいから相談している方の中にも、相談の仕方が①や②の方がいらっしゃいます。なんとかしたい人が抱えるなんとかしたい問題を解決するためにはどうすればよいか、という相談・問い合わせですから、これは私の仕事です。私はプロです。プロというのは、それでフィーをいただいて、生計を成している人。責任を負う。私のところに相談してくださるということは、それ以外では、解決していない事実。簡単には解決できないし、自分の周囲では解決できないから、私へ相談しているわけです。これが前提ですから、私は本当のことを言うようにしている。ただ、言い方やタイミングの問題は常にあって、私がなかなか成長できない部分です。

嘘はつけないし、八方美人は無理、せっかく相談してくださっているのに、本人が抱える問題を何一つ解決しない、自覚すべき事実を伝えることもしない、素人考えがまったくうまくいかないことを伝えなければならない、その伝え方が下手くそです。

本当のことを言ってくれる人を信用するかしないか。

逆に言うと、人が何かを信用するのは、本当のことを言う人か、本当のことを言わない人(調子のいいこと、自分にとってのメリット、思い通りになること)か、この二つです。

私の問題は言い方です。本当のことを言わない人は本当のことをうまく隠すし、本当のことを言う人は、本当のことを言うことを最優先しているから、言い方にまで気が回らない。そして、伝え方が悪くて、本当のことが伝わらないか、相手の気分を害す、傷つけてしまう、誤解を招く。それを未熟と言うのですが。

いつかどこかでなんとかしなければならないことがわかっている人は、診断申し込みしてください。あなたの人生の軌道修正に役立ちます。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。