質問レベルは、3つに分かれる
おはようございます。
今日も長崎は曇天です
以下、数百組の家族の実情&踏み込んで接してきての実践知を紹介。
「毎日が幸せ」と望む暮らしを叶えている家族と
そうでない人とのちがいは、
最初の質問(相談)の中身で分かれるように思う。
手間暇かけて、まず、わざわざ質問してくる内容がどういうものなのか。
マイホームという大きな買物だからこそ、その中身には、
その人自身の実情が現れるように思います。
質問の中身は、3つに分かれます。
1.専門家にしか回答できないもの
2.夫婦間で解決すべきこと
3.その段階での優先順位が低い(中には、どうでもよいこと、失礼なこともある)
「後でもいいじゃん、そんなこと」的な質問をまずする、というその人の「ものさし」は、家づくりではなく、その家族の人生にとって、我が家の現状について、何が重要(問題点)なのかをよく理解、自覚できていない証拠だと思う。
「後でもいいじゃん、そんなこと」とは、私だけがそう捉えることではなく、
客観的に考えれば、多くの人がそう「常識的に」思うことです。
例えば、住宅ローンが借りられるかどうか、つまり、そもそもマイホーム購入が可能かどうかという
資金調達に関して根本的な問題を解決していない段階で、トイレのオプションをまず質問してくる、間取りの話をする。
順番がちがうと思うのは、私だけでしょうか。
※大金持ちかもしれませんね、ひょっとしたら。
でも、資金力があればなおのこと、そういうことは最初に質問する必要がない。
でも、近ごろ思うのです。
「大事なことがトイレのオプション」をまず最初に私に質問するその背景とは
「夫婦間での真の意味でのコミュニケーションの欠落の証」なのではないか、と。
ですから、例えばその方に
「夫婦間での意思統一、あるいは合意形成はできていますか?」と’肝心なこと’を確認すると
「話し合い中」とか
「共感してもらってはいるが、、、」とか
「価値観がちがう」
という返答となる。
質問にあえてレベル(ステップ)をつけると
レベル1 その時点でどうでもよいこと(その時点で優先順位が低い、時に愚問、失礼)
レベル2 夫婦間で解決すべきこと
レベル3 専門家にしか回答できないこと
レベル1 は、自分(パートナー間)で消化できる問題
レベル2 は、パートナーとの合意形成の問題
私がそれらの質問に対してすべきことは、
・それは失礼
・もう少し先
・パートナーと決めて下さい
とプロとして伝えること
私は実現請負人であって、
ボランティアの相談員ではない。