カブトムシに思う、どこで育てられたいのか
長男:起八がご近所のTさん(小川の家OB)からカブトムシを頂いた。
とにかく、嬉しいとのこと。
息子に限らず、子供たちにカブトムシは大人気。
カゴの中から、小さな鳴き声が。
彼らの生涯は、人間の時間軸で比べると短い。
そのかけがえのない生涯をどこで過ごすのか。
私は子どもの時から「捕ってきて、カゴに入れる」のが好きではなかった。
「園」や「館」ではなく、海へ山へ、動物のフィールドの中で遊ばせてもらう方が好きだった。単純に、周囲がそういう環境だっただけだと思うが。
カゴの中=アパートの一室で育てられる子供たち
管理者である親にとっては、
「カゴの中、餌を与え、運動不足・ストレス解消目的で、短時間、開放する」
という飼育法ならぬ、子育てが都合がよいのだろう。
カゴの中から、小さな鳴き声が。
彼らは、なにを伝えたいのだろうか。
その声をどう解釈し、受け止め、対応するか。
子どもを取り巻く様々な問題の根本原因は、
ひとつは、声に耳を傾けないこと
もうひとつは、そもそも声すら聞こえないということ
アパートの一室で子どもを育てる日常は、
子どもにとっては、カゴの中で育てられるカブトムシと同じ。
どちらで育てるかは、親の意思に委ねられる。