まえがきの苦脳
初稿を書き上げるのにお正月休みをすべて返上して2か月。
出版社からの添削原稿に対して検討・加筆・修正に1週間。
そして、先週一週間かけて目次・見出しをなんとか書きあげ、
今週は、まえがき・・・
初稿を書き上げたとき「あとは出版社に任せれば完成」と終わった感がありました。
執筆中に天から降りてきた感のあったタイトル(仮)は、
初稿を見ていただいた竹中さんとの打合せであえなく撃沈(笑)
とはいえその中から「あーこれでいきましょう!」とタイトルが新たに誕生
執筆アドバイザーから届いた初稿への講評は、
わたしにとっては涙がでるほどうれしいものでした。
それは作者の意図を読み取って下さったから。
伝えたいことが伝わったことへの素直な喜びです。
編集担当者から届いた初稿への添削は、
一字一句を見逃さないダメだしの連続(苦笑)。
よりよいものに仕上げるための試練と思い、奮闘し、加筆修正し、再送。
このとき実は、編集者からの添削とは別に二つの宿題がありました。
①目次と見出しの取り扱い
②まえがき
です。
章は初稿の段階で分けていたのですが、
細かい見出しの位置づけ、小見出しのタイトルなどは「編集者に任せよう」と考えていました。
まえがきも同様で、極端な話、無くてもいいでしょ、と。
というか、もう頭パンパンである意味放棄していたのです。
あとはすべて考えてもらおう・・・と(笑)
ただ実際、突き詰めて考えていくと、
編集者の提案や意見を聞くにしても、
作者としての意図や方針、軸がないと何も始まらないことに気が付きました。
本文だけではダメなのです。
というわけで先週は原稿を読み返しながら章と見出しの原案(初稿)をなんとか完成。
妻と会長に目を通してもらい、昨日編集者へメール送信。
昨日から、まえがきです。
これもひとまず決めた案があったのですが、
突き詰めて考えるとやはり自分でゼロベースで書きあげる必要がある。
ということで今週はまえがき週間です。
書く、まとめる、といえば一言で済みますが、実際には
「なにを」書けばよいのか、書くべきか。
「どう」書けばよいのか
それをどういう「順番」で組み立てればよいのか。
それをどの程度の「ボリューム」で仕上げるべきか。
そこに正解は存在しません。
受験や資格試験には「正解」があります。
しかしよくよく考えてみると世の中、正解があることの方が少ないわけで、生き方そのものに正解という概念そのものが適用されないにもかかわらず、私たちは間違いや失敗を恐れ、不安を感じ、そして何もしないことを正解と考えている感がある。
来週東京で編集者との打合せがありますので、それまでになんとしても書きあげます。
まえがきの次は、表紙デザインという最後の難問が待ち構えているのですが、
まえがきを終わらせてから考えることにします(笑)
これは先送りではなく、手順を踏むだけです。