私たちの考え

費用対効果思想の愚

子育ては、住まいから。
昨日は、奈南の初節句おひなさま (写真は後日UP)

家族みんなで我が家でお祝い。

7年目にしてようやくつくった下駄箱の上に、

おじいちゃんおばあちゃんからのひな人形の贈り物が飾られ、

あー、我が家も女の子がやってきたのねーと。

ひな人形、鯉のぼり、お盆にお正月、節分、餅まき・・・。

日本人のDNAには、こういう文化・歴史・家族観というのがあるんだなーというのを実感します。

子育ては、住まいから。

正直申しあげて、わたくし、かなりの面倒くさがり、です。

鯉のぼりなんかも「はあー?鯉のぼり?お金はかかるは、毎日上げ下げるすなんて」って感じだったのですが、よくよく考えてみると、子どもにとってすごく大切なことなんだなーと。で、起八の時には、勢いあまって、かなり大金をつぎ込んでしまいました(笑)その後、次男、行平ともども、5月の鯉のぼりは恒例となりました。鯉のぼりを眺める彼らの表情というのは、父として、なんとも言えない充実感があるのです。

今回は女の子&ひな人形。

自宅で一席設けるのは諸々大変といえば大変ですが、でも、あーこういうことをひとつひとつ大切にするからこそ、家族のつながりとか愛情、幸せにつながるんだろうなと妻としみじみ語りあったのでした。

何かにつけて、

ありとあらゆるものごとの評価に対して、

費用対効果

金銭的な損得勘定でしか

はかることができなくなってしまった現代社会。

ひな人形と鯉のぼり、子どもや家族の表情を眺めながら、

費用対効果思想の愚かさを

自戒を込めて感じた一日でした。

そういう意味では

我が子が心豊かで健康に暮らせる住環境にお金を使うかどうかを判断する際、

費用対効果を持ち出すなんて、愚なんだなと(笑)

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。