実現請負人

おそらく日本で唯一、私だけが使っている肩書というか、役割の名称だと思います。

何の実現を請け負うのか。

単なるマイホーム（所有権）ではありません。

単なる木の家でもありません。

夫婦にとってのこだわりやあこがれ、

要望や条件をすべて満たしたマイホームでもありません。

なにかというと、繰り返しになりますが、

家族が心豊かで健康的に暮らせる住環境の実現です。

家族が安心して（住宅ローンの支払いも含めて）、安全に暮らせること。

子どもたちが心身ともに健全に、健康に育つであろうこと。

これらを叶えてくれるマイホームを実現するのです。

さらにいえば、安くて、便利で、こだわりの、思い通りのマイホームを叶えるわけではない。

全国から多数の資料請求、ご相談を頂戴します。

なかには、小川の家づくりとは、小川勇人は「我が家のこだわりや思い通りのマイホームを実現してくれる」と誤解されている方も多いように感じます。

我が家のこだわりやあこがれ、要望の塊をカタチにしたものが’夢’のマイホームと認識しているのであれば、その夢を私が実現することはできないし、その類の夢を叶えるお手伝いに私の人生を費やすことには、私は意義を見出せないので、仮に実現可能だとしても、お金をいくら積まれても、私が請け負うことはありません。

実現請負の仕事、正直、大変です。

実現された方々はよくご存知かと思いますが、私の役割、けっこう恨まれ役でもあります（笑）

でも、なんでやろうと思えるかといえば、そこに私にとっての意義があるからです。

私たち小川の家に期待して、依頼して、託して下さるご家族にとっての夢のマイホームが’家族仲良く、心豊かに健康に暮らせること’であるならば、その夢の実現に向けて、私は全エネルギーを費やす価値を見出していますし、その夢であれば、叶えることができます。その道のりがどんなに大変で困難であっても、やるだけの価値があり、意義があると考え、信じているからです。

私がその家族の’夢を叶える’ために生み出す実現計画（シナリオ）。

その計画に乗って頂ければ、家族の心豊かで健康に暮らせる住環境は実現します。

私は数多くの苦い経験も積んでいますので、当然、私の計画に乗って頂けなかったご家族もいらっしゃいます。そのご家族がどういう暮らしを今現在なさっているか存じ上げませんが、それはその家族にとっての夢の中身や大切なものを大切にする順番が、私たち小川の家とは少し違ったということだと考えます。

昨日は、O様（滋賀県大津市）とN様（兵庫県三木市）で上棟式でした。

明日から、子育ての森・千代の幸ではK様の工事が始まります。

H様も土地が決定しました。

それぞれのご家族にとって、家づくりというか、マイホームを通じてこれからの人生・暮らしに期待するものがあります。その期待にしっかり応えられるよう、日々精進、鍛練します。

３人育てるのは、予想以上にたいへんです（笑）