子育て優先の家づくり

家賃がタダならどうしますか?〜家賃がもったいないから家を建てたいというあなたへ〜

家づくり診断サービスでのヒアリングにおいて、
「家づくり、マイホーム購入を検討し始めたきっかけ」を伺う項目があります。

「家賃がもったいないから」
「家賃が値上がりするから」
と記入されるケースはよくあります。

合わせて、マイホーム購入の目的を伺う項目もあります。そこには
「家賃がもったいないから」と記入される方もいらっしゃいます。

そんな記述を見ると、私は追加で伺うようにしています。それは

「家賃がタダなら、どうしますか?」

家賃がもったいないから家を建てたい、家を建てる目的は家賃がもったいないから、という考え方はそれはそれですが、それでは、家賃がタダなら、家は建てないのか?必要ないのか?今のままがよいのですか?と

小川の家は不動産投資を目的としてマイホームを購入する方を対象として商売をしていないです。同様に、家を建てる目的が「お友達を呼んでパーティーをしたい」という方も対象としていないです。私たちは、家族が毎日笑顔で、心豊かに健康に、快適に、安心して、安全に、堅実に暮らしたい、それが叶うマイホームを必要としている家族を対象として商売を営んでいます。

愛する家族の幸せを真剣に考えた時、今の住まいのままで、明るい明日と未来を描けるのか?と問うた時、答えがNOだから、家を建てる。金利が安いからとか、今がお得だからとか、そういう理由でマイホームを購入する方が多いのも事実ですが、そういう方々は小川の家はあわない。友達を呼ぶために、まあ、要するに、ええカッコするために、それを最優先して家を建てる方は、小川の家はあわないです。我が子の日常の心身の健康より先に、友達呼ぶために〜とかいうのは、小川の家とは価値観がちがうから。

ちなみに、見栄を張るために家を建てる人は多いわけですが、それを見せつけられるようなパーティを招待されたとしても、まあ、いい気分はしないですよね。居心地がよければ、狭くても古くても、そんなことは関係なく友人知人は寄ってきます。近所の子供も同様で、遊びやすい環境によってくるわけです(逆に、悪さする環境もまた同様。スラム街になると、治安は悪くなる)

小川の家のお客様は以前こうおっしゃってくださいました

「小川さん、家賃がタダでも、いや、お金を毎月もらったとしても、前のアパートには絶対に戻りたくないし戻らないです」と

家賃がタダならどうしますか?

すっとタダで住み続けられるなら、そうしたい、と感じるのであれば、それは今の住まいがあなたの幸福にとってフィットしている証しです。
(もちろん、建物は老朽化していきますし、借り物である以上、出て行け、と言われればそれまでですが。70代、80代で、賃貸から退去命令されると、自ら打つ手はない)

付き合いたくない人に、お金をあげるから付き合ってください

と条件提示されたとき、
どうするか?
という問いと似ています。

家づくりのご相談者のほとんどは、今の住環境での暮らしと人生に満足していない。満足していないどころか、様々な苦痛、苦悩、困難、不安や中には危険性も感じていらっしゃる。

生活の拠点、人生の拠点が、そんな状態だと、その上で繰り広げられる日々の人生が笑顔で、安心、安全、前向きで、ハッピーになるわけ、ない。

今の住居で、苦痛や困難、不安、不快を味わっているとしたら、それは毎月うん万円のサービス料(家賃)を支払いながら、その苦痛や困難を自ら買っているようなものです。

笑顔で、心も体も健康に暮らせない住居に、毎月うん万円も支払い続けている現実を「家賃が安いから(得している)」という解釈は、自分と子供の人生をハッピーにしないと思います。

見方を変えれば、毎月苦しむことにお金払っているわけです。この事実にも、気づきましょう。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。