うちの子、喘息なんです。それで?
うちの子、喘息なんです。それで?
先週ご相談いただいた方のうち、ほとんどの母親が
「子どもが喘息なんです」とおっしゃった。
「それで?」
「いや、別に」とおっしゃる母親もいれば、
「だから、できるだけ早く、住環境を変えてあげたいんです」とおっしゃる母親もいる。
その割合は、半々といったところか。
私たち小川の家は
「心も体も健康に暮らせる住宅」を標準としています。
ですから、健康に対して、多少なりとも興味関心がある方が、問い合わせ相談をしてくださるわけです。
健康に対してアンテナを張っている方にもふたパターンあります。
一つは、自身または家族の誰かが、なんらかの体調不良を抱え、病院や薬のお世話になっている方。例えば、アトピーや喘息などの健康問題、不眠、食物アレルギーなど。
もう一つは、健康そのものの方。
前者もさらに2パターンに分かれます。
一つは、薬や通院に頼らず、なんらかの抜本的な解決を探している方、原因がわかれば、そのために必要な労力をかける意思がある方。
もう一つは、原因がわかっても、自分の考えや暮らしを変えない方(膝が痛いのは、太り過ぎが原因であるのが明らかなときに、運動や減量をしない方)。
子どもが喘息なんです、それで?
その現実を踏まえ、そこから先、これから先、我が子の喘息に対して、どう向き合うかは、当たり前ですが、その母親次第です。私がお手伝いできることは、心も体も健康に暮らせる住環境を実現させることしかありません。どうすればいいですか?と尋ねられたら、
まず、あなた自身が、思うことですよね。
「子どもが健康に暮らせる住環境を必ず手に入れる」と。「なんとかしてあげる」と。
まず、思うこと。
思わないことには何も変わらないですし、何も手に入らないですし、抱えている問題は何一つ解決しないです。ま、思っただけで解決するわけではありませんが、まずは思わないことには1ミリも前進しない。
その方が抱えている、困っている問題が解決しなくても、私は困りません。
他人の子供が喘息かどうかは私にはどうしようもないからです。
一方で、その相談者が、真剣に、解決しよう、なんとかしたい、と思い、私たち小川の家を必要としてくださるのであれば、これは私の問題です。お客様の困っている問題は、イコール、私も困っている問題になるからです。
私は、私たち小川の家は、住宅建築会社であり、医者でも医療関係者でもありません。ですから、病気が治る、なんてことは約束できないですし、治療するわけでもない。ただ、この世において、健康被害を最も受けにくい住環境をつくって届ける事はできる。そういう製品を開発し、製造して販売する、それを商売としてやり続けています。少なくとも、小川の家が、家族の心身の健康を促進する環境要因にはなりうるが、害する環境要因になる事はあり得ない。
うちの子、喘息なんです。
で、あなたはどうしますか?
我が子の苦しみごとは、自分の苦しみごとでもあると思うんですよね。母親は医者でもなければ、住宅会社の経営しているわけでもない、だけど、子どもの困っている問題を解決するために、病院に連れて行くこともできるし、いまの暮らしを終わらせるぞ、暮らしを変えるぞ、住まいを変えるぞ、健康に暮らせる家を建てるぞ、と決断することはできるわけです。そしてその決断は、他の誰にもできないことでもある。
うちの子、喘息なんです。それで、母親として、どうする?
さて、あなたはどうするか、自問して、自分の結論を出すまで、考え抜いてみてはいかがでしょうか。
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