子育ての住環境

本気で思えば手に入る〜外野の声より自分の心の声を聴け〜

12/7(金)Nさまの上棟式でした。

建築地は西海橋のすぐ近く。絶景が広がる丘の上。購入した土地は、もとはみかん畑。畑の一部が切り売りされる形で、広告に出ていました。畑に家を建てるためには、上下水道はもちろん、様々な許認可が必要です。今回は主に農地法許可。測量設計、行政や地権者との協議など、数ヶ月を要しました。

Nさまが弊社を初めて知ったのは3年以上前の事。第一子の育児子育て仕事に終われているうちに、あっという間に3年が過ぎたそうです。第二子の妊娠を機に、本格的に動き出した。奥様が。弊社へ相談にいらっしゃったのは、臨月だった。


※お腹にいたこの子がきっと、小川の家を引き寄せてくれたし、ママを支えてくれた
身重の体でしたが、赤ちゃんが生まれるまでに出来る限りの事を前倒しで行動し、私の方も産前産後の期間を有効活用すべくスケジュールを組み、ひとつひとつ具体的に、やるべきこと、土台骨格づくりから進めていきました。

この日を迎えることができたのは、ご夫婦の決断と協力、そして行動の結果です。とくに奥様の頑張りが「物事を動かした」わけです。なぜなら、往々にして、男(父親、夫)は住居に関心が低く、炊事・掃除・洗濯・家事・育児への貢献度も低いので、「(自分は)寝るだけ、どこでもよい、今の住居のままでも困っていない」という方が多い。したがって、妻の真剣度、危機感や悩み苦しみがわからない。こうして認識ギャップがうまれ、それがまた妻の、母親の、不要なストレスの原因となる。

でも、ですね。

本気になった時の男(夫、父親)というのは、力強いです。決断した男の後ろ姿はかっこいい。上棟式の際、朴訥とした職人肌のご主人に「一国一城の主ですね」と話しかけたら、なんとも言えない充実した表情をされていた。


※リビングからの眺め

ご主人が本気になったのはなぜかというと、それは奥様が本気になったから。

「本気で思ったから、夫を動かし、私を動かし、周りを動かし、自分が望む暮らしを実現させた」のです。お金がたくさんあったからでもなく、土地があったからでもなく、奥さん自身が本気で手に入れると思ったから手に入ったわけです。

本気で思うと運というかチャンスが巡ってくる。現実を直視して、自分ができること、やるべきこと、いつやるか、明確になる。とはいえ、家づくりを実現させる、成功させるのは容易ではありません。何が難しくするかというと「外野の声」です。

真っ白なキャンパスに、美しい絵を描くのは、絵の構想からはじめて、下書きからはじめて、少しずつひとつずつ線を引き、色を塗って、そしてようやく美しい絵が完成するわけですが、途中で、真っ黒に塗りつぶすことは簡単です。誰でもできます。壊すことは容易なのです。考え抜いて描いた一本の線を消すのは簡単なのです。その重要性が、作っていない人間にはわからないのです。

「本気で思えば手に入る」

本気で思うとは、自分の心の声に耳を傾けること。自分の心が何を求めているのか、どうしたいのか、丁寧にきちんと聴くわけです(聴こえなければ聴こえるまで聴く)。

ところが現実には、自分の心の声よりも先に、外野からの声が入ってくる。ここでいう外野とは、自分以外の人です。自分が何をどう思っているのか聞く前に、知る前に、気付く前に、外野の意見が優先され、占領してしまい、その外野の声がいつの間にか自分の声になってしまう。で、不安になる。無理だと決めつけ、諦める。

「潰されてたまるか」って思いながら、自分に言い聞かせながら仕事を進めていくことが私には多々あります。

「なんとかしたい」と思って、私に相談してくださった方の、その思い、心の声を何としても叶えてあげたい。そういうときに、外野から、まあ、わかりやすく言えば、邪魔が入るわけです。思いつきで言われたことでも本人には堪えるわけです。上述したように、頑張って描いた一本の線をあっさり消そうとする、黒く塗りつぶそうとするわけです。

家づくりは大きなプロジェクトです。ですから、困難とか試練は必ずいろいろ生じます。でも、ですね。そのときに乗り越えることができるかどうかはやはり、本人(依頼主)の本気の思い、なんです。初心です。そこがしっかりしていれば、必ず実現する、成功する。そして同時に、私も試される。「おまえ、〜さんの家づくり、必ず実現させるって、本気で思っているか?」と。本気で子育ては住まいからって思っているか?本気で、小川の家は最高だ!最善だ!って思っているか?子育て優先は幸せスパイラルだと思っているか?子育て優先は正しいと思っているか?この事業の動機は善か?と。

Nさんの上棟式を迎え、お客様ご自身が一番感慨深かったとは思いますが、私も感慨深かったし、幸せな時間でした。

ネットの向こうで、弊社のfacebookや当ブログを眺めている方の中には、なんとかしたい、と思いながらも、諦めよう、我が家には無理、と自分に言い聞かせている方も多いかと思います。そんなこと、ないです。

無理と思えば無理。「なんとかしたい」と本気で思えば、必ず手に入ります。それが小川の家です。

外野の声はシャットアウトして、自分の心の声をまずはしっかり聴いてみてください。小さなお子様やお腹に赤ちゃんがいらっしゃるのであれば、我が子のの心の声を想像してみてください。

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家づくり診断の申し込みはお電話またはメールにて 095-879-7888 info@ogawanoie.jp

家づくり悩み相談はお電話にて^^いつでもwelcomeです。私がお役に立てる範囲でベストを尽くします。

余談:
私の趣味は長い距離をゆっくり走ること。ちょうど先週12/1-2でジャーニーラン、西海橋を通過しました^^

初日は自宅から三川内駅まで72km。そこからローカルバスで伊万里駅へ。駅前のビジネウホテルに宿泊して、翌朝(5:38)電車で唐津(鬼塚駅)まで。そこから虹の松原〜糸島〜筑前前原駅まで30km。二日間で102km走って、JRで帰ってきました^^道中、時津のお客様宅、今回の西海橋、そして、唐津のお客様、ゴール地点となった筑前前原駅は9月に引き渡したお客様の生まれ育った通学駅。いろんなことを思いながら走ったわけです^^

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。