私たちの考え

モチベーション

一昨日の祭日は、おじいちゃんおばあちゃんが遊びに来てくれるということで息子たちをつれず、野岳へフリークライミング。

女神大橋の駐車場でクライミング仲間Y夫婦(小川の家OBでもある)にピックアップしてもらい、いざ野岳へ。

Yさんの愛車は、すっごく素敵なマシンです。

僕は車好きなので、その車のデザイン・性能などイチイチ感動してしまいます。

現代社会はどちらかというと効率ばかりを重視し、そこにしか目が行かない。車の場合、燃費。

車の持つ価値や存在意義の第一位は、燃費なのだろうか。

親友に日産のエンジニアがいます。※現在は商品開発部門

先日、神奈川で彼に箱根・江ノ島ドライブに連れて行ってもらったときも車の話題でもちきりでした。

7年ほど前から社用車でイプサムを使っています。

燃費はよいし、リーズナブル、ひとも荷物もある程度のる。

しかし、走りはもちろん、乗り心地もデザインも安全性もイマイチ以下。

したがって私にとっては何年乗っても愛着はわきませんし、

乗るたびに見るたびにモチベーションが下がる存在です。

なぜだろう、といつも考えます。

僕にとってのイプサムという車は、

人生をその車とかかわる瞬間をワクワクさせてくれる存在ではないのです。

それなりにいろいろ付いているけど、肝心なものがない、のです。

車を単なる移動手段という位置づけで割り切ったとしても、

実際は移動(運転)するという行為とその時間という我が人生における貴重な時間と労力を費やしていることに変わりはありません。そして、命まで預けている。

それがモチベーションをあげてくれる存在なのか、

それとも下げるだけなのか。これは僕にとっては大きな問題です。

数値でははかれないものが存在する。

そして重要なものほど数値で表現することが出来ない。

にも関わらず、数値化にこだわり、ものごとの本質を見失うことが多いのではないか。

ときにはそれを豊かな暮らしや成長にとっては、不要、非効率と判断しているケースもあり、ひょっとしたらもっとも大切なものを失ってしまうのではないだろうか、と危惧するときがあるのです。

車と同様、家も価値や存在意義を性能といった数値で評価する傾向にあります。耐用年数、坪単価、面積、部屋数、材質・・・・

良い家(住環境)とは、安心して安全に暮らせること+明日も頑張ろう!というパワーを与えてくれることだと思うのですが、頑張る気にさせてくれるかどうかは人それぞれの受け手の問題であり、数値で表現することはできない。

激動の時代をしっかり生き抜き、豊かで幸せな人生を過ごすには、

高いモチベーションを維持する必要があると考えます。

モチベーションを高めてくれる存在・価値(モノ・こと)とはひとそれぞれ違うのですが、

周囲から「そんなもの(こと)にお金を使うなんて、もったいない。もっと安いのあるじゃない」と言われようぞ、自分のモチベーションを維持してくれるものごと(価値)に対しては、他人の意見に振り回されず、我が道を貫き、そこにお金をかける姿勢が大切だと痛感する今日この頃です。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。