お客様の声

問うべきは、どんな家が欲しいかではなく、どう生きたいか~祝上棟~

12/15(金)Iさまの上棟式。場所は福岡市南区。
快晴。高台にある住宅地。リビングからはこの景色が一望できる。

私はこれまで200組以上のご家族にマイホームをご購入頂いています。
すべてのご家族に想い出があります。
なぜなら、その家族にとって、家を建てるということ、マイホームを購入するということは、家族の人生を大きく左右する一大事業だからです。
私の役割は、その一大事業におけるご相談から、やるかやらないか、できるかできないか、どの程度できるのか、それでよいのか、いつやるか、何を優先するかなどなど、様々な葛藤、選択のプロセスを共有して、ともに進んでいくこと。時に叱咤激励しながら。
私は住宅会社のセールスマンではない。実現請負人である。

何の実現を請け負うかというと、単なるマイホームの実現ではない。
家族が幸福な人生を歩むために必要な生活拠点、その土台となる家の実現を請け負っている。

奥さんから最初の相談を受けたのは、彼女がお腹の中にいるときだっただろうか。3年ほど前になる。

最初から気合十分、準備万端、なんて人間などいない。
なんとなく、今のアパートのままではイヤだなあ、こんな人生が続くのはイヤだなあ、小川の家って良いなあ、こんな家で子育てしたいなあ、暮らしたいなあ、だけどなあ、、、
そんなもん、です。

住めば、良くも悪くも都、であり、一度住み着いてしまうと、変えるというのは容易ではない。

家を建てようと思えば、マイホームを買おうと思えば、いつでも買える、と多くの人は認識しているが、それは間違った認識で、そんなに簡単にはいかない。3年、5年、10年なんて、あっという間に過ぎていく。年齢とともに月日とともに、無意識に習慣化されていく。その習慣を変えるのは容易ではない。

変えたいと思ったところで、どう変えるか。これは選択の問題。
選択するためには、判断基準が必要になる。

判断基準とは何か。
そもそも自分にしっかりとした判断基準が備わっているのか。
大きな選択を迫られたとき、判断基準がそれほどないことに気づく。
どうするか。
日常の暮らしと育児と、将来に対する不安などなど、解決したい問題は日々積み重なっていく。
「選択しない=判断しない」という選択、判断もある。
それはすなわち、住宅会社が困るのではなく、自身と愛する家族が困り続けることを受け入れるという選択(判断)をするということ。そんな人生を自ら選ぶということ。

ご夫婦がそれぞれ葛藤したのは、どんな家が欲しいか、ではなく、どう生きるか、ということ。

どう生きるか、その答えが、家族、家庭を大切にして生きる。
家族の心身健康と子どもの健やかな成長を大切にして生きる。
毎日、笑顔で暮らす。
そのためには、今のアパートのままではダメだ。出よう。
いつでる?
子どもにとって、できるだけ早い方がいい。
今やるしかない。
いま、できる範囲のことをやろう。
小川の家にしよう。

改めて言います。

「どんな家が欲しいかではなく、どんな生き方をしたいのか」

これを真剣に問い、自分の答え=人生観を整理して、明確にする事。それが様々な選択=いつなにをどうする、の自身の判断基準となる。そうすれば、世の中に溢れかえるもっともらしい情報に振り回されることもない。

自分はどう生きたいか、が明確になれば、自分たちにとって、どんな家がよいか、どれがよいか、の選択は明確になる。

Iさんご夫婦には大切なことは何かを教えて頂いた。
とくに、奥さまの諦めないスピリッツに敬意を表したい。

ちなみに、Iさんとの上棟式での再開時の第一声は
「金龍ランナーおめでとうございます!」
「そこですか・笑」
嬉しいっすね^^

子育ては住まいから
子育て優先=幸せスパイラル

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。