勤続20周年
7/3(月)
【勤続20周年】です
朝から両親にお礼を伝えました。
前職ゼネコンを僅か13ヶ月で退職して、父が経営する工務店に転職してから今日で20年。入社3年目に親父と衝突して謹慎処分1ヶ月を除き、何があっても仕事をサボったことはない。病気や怪我での入院もない。案外、真面目な奴です(笑)
事業承継は周囲が思っているほど簡単ではない。
後継者不在が社会問題化するのは、それだけ親族間で理屈だけでは解決しない問題が多々あるから。
ましてや経営危機となると、事業存続自体がまず難しくなり、承継なんてさらに困難になる(後継者問題の本質は、本音の部分で現トップが譲る気があるかどうかだと思っている)
親が商売をやっていると、子供が後を継ぐ、と思われるけれど、そもそも商売とは持続可能なものではない。社会にとって存在意義・価値がなくなれば、消える。
経営環境も社会も構造的に激変する時代において、よくやってこれたなあと、感慨深いです。
振り返ってみると、乗り越えてこれた要因は
1) 戦略が正しかった
(子育て優先の家づくり、モノを売らずに価値を売る)
※戦略の間違いは戦術では補えない
2) 事業の動機(志、理念)が善であった
(日本の子育ての住環境をよくしたい、建築の力で社会課題を解決したい)
3) 不器用な性格
(あれこれできないので、結果的に一貫性があり、信用・信頼につながる)
4) 競争が苦手
(勝負事が苦手。勝負しない、競争しない。奪い取らないので敵がいない)
5) 「このままじゃ、いかんなあ」と思ったことはそれを課題として外に出し、解決を心がけた
6) お金の話をまず先にきちんとした(住宅の取引には多額の資金が動くから)
7) 仕組みづくりを心がけた
8) 業界団体や異業種交流会のネットワークに加入しなかった
(情報も人脈も得られないが、その分、自分で考える時間、本業に注力する時間が増える。他社・他者を意識せずに済む)
9) 何事も長期視点で考える癖
10) スピード感のなさ
11)ピンチはチャンスだと言い聞かせて、打開策を練った
12) 視座を高めてくれる敬愛する方々との出会い、ご縁。
13)飲みにもパーティにも行かない(ゴルフもしない)
14)道理を問い、それに従う
15)目先の衝突を安易に回避しない
16)やったほうがよいことは、やらない
自社の対外的な評価としては、少し前に買収の打診があったぐらいなので、そこそこ成長期待もあるのかなあと。
50歳に向けて、大きな目標(ゴール)も設定できたので、それに向かって、やるべきことをやっていきたいと思います。
これからもよろしくお願いします^^