大切なものは何かを問い、優先順位をつけ、実践する。
写真はK野さま@佐賀市
6月になりますね。
おかげさまで多くのご家族から家づくりのご相談、ご依頼を頂いております。有難いことです。
それぞれのご家族にはそれぞれの事情があり、望む暮らしを叶えるためには問題を整理して、大事なことから解決していく必要があります。「解決」と言葉は2文字ですが、大事なものほど解決に時間と労力を要する。そもそも解決策から考案する必要があるし、解決すべき問題が何かを特定する必要がある。多くの場合、「これが重要な問題です」とは問題のほうから手を上げてくれるわけではない。
最初のご相談から、半年、1年、ときには2年以上もかかりながら、ひとつひとつ、一歩ずつ、一段ずつ、前進していく道のりを共にすると、お客様同様、ひとつの難所をこえると、私もやはりホッとして祝杯をあげるわけです。
たとえば
・S田さん@長崎市、住宅ローン仮承認!(相談から8ヶ月)
・Sさん@諫早市、今週末ついに完成!(依頼から10ヶ月)
・K本さん@大村市、農用地の除外許可、後見登記完了、まもなく分筆登記完了!(依頼から7ヶ月)
・N村さん@諫早市、購入する土地の造成&完了検査!(相談から1年3ヶ月)
・K丸さん@薩摩川内市、農地転用許可&住宅ローン本承認、ついに着工!(相談から1年)
・T川さん@長崎市、いよいよ着工!(相談から1年2ヶ月)
・A川さん@諫早市、いよいよ着工!(相談から8ヶ月)
・Nさん@千代の幸、来月いよいよ着工!
・K野さん@佐賀市、ついに上棟!(相談から1年半)
・T中さん@千代の幸、プラン誕生!(相談から1年)
・T代さん@諫早市、ご実家のリノベーション、まもなく完成!(相談から10ヶ月)
着実に、具体的に、前進するかどうか、
時間経過と共に、見通しが立っていくかどうか、
そのポイントは、大切なものは何かを問い、優先順位をつけ、実践する、この地道な作法を、愚直に、その都度立ち止まってやり続けること。
一足飛びにはいかないし、いきなり土地探しやプランや設備の話をしても、それはほとんど意味がない。やるべきことは目に見えず、大切なもの、大事な物事ほど、気付いていないことが多い。
家づくりとは
・土地の問題(土地探し、許認可、造成)
・親族間の問題(相続、贈与、同意、自立)
・夫婦間の問題(人生観、価値観、対話、協力、合意)
・資金調達(住宅ローン)の問題
・許認可の問題(建築地の法令制限)
・自分の問題(どういう生き方をしたいのか)
を解決していくプロセス。
自分自身、パートナーの考え、夫婦の信頼関係、それぞれの家族、それぞれの建築地、それぞれの経済的事情に応じて、やるべきこと、それに要する時間と労力と費用は異なるわけですが、いずれにしても「大切なものは何かを問い、優先順位をつけ、実践する」これを、その都度、その段階で、ひとつひとつ長期的な視点を交えて、地道にやり続けることでのみ、実現に近づくわけです。
問題は、大切なものは目に見えない、ということ。
立ち止まって深く考えないと、何がいちばん大事なことなのか、気づかないし、分からないわけです。
だから、あえて、なにもなくても、一度立ち止まって、いまいちばん大事なことはなにか、大切なことは何か、という問いを立てる必要がある。
で、大事なことがなにか、明らかになったとすると、これを解決しなければなりません。多くの場合、この解決が容易ではない。ひと手間、ふた手間、一人で熟慮、夫婦で話し合いが必要になる。ときにはこれまでの考え方を変える必要が出てくる。でも、これを面倒くさいからとか、別に大丈夫さ、と甘く考えて手順を抜くと、一見、先に進んだようで、結局は具体的に進展しないか、もっとややこしい問題が今度は見える形で現れて来て、家づくりが頓挫する。
大事なことや要望が複数ある場合には、その段階で、優先順位をつける必要がある。なぜなら、二つも三つも同時には解決できないから。時間と命に制約があり、経済力(支払い能力)にも制約があるから。
家づくりを考えているのに、具体的に進展しない場合には、
その原因は
①依頼している不動産会社や住宅会社の選定に問題がある
②身内の問題が解決していない
のいずれかにある。
身内の問題とは
①まずは自分自身の問題=どういう人生にしたいのか、何に困っているのか、ケリがついていない
②夫婦間の問題(きちんとした対話ができていない、価値観や人生観の理解と共有が不十分)
③親族間の問題
つまるところ、
自分自身の人生にとって、大切なものは何か、という問いに対する考えが整理されていない。判断するのは自分ですから、自分の中での価値判断基準をつくらないと、何も判断できない(今のままを選択し続けるのも自分の判断である)。
自分自身にとっての大切なものを明確にする。
そうすれば、なぜ家を建てたいのか、なぜ今の住まいのままではイヤなのか、明確になる。
それをパートナーに伝える。
理解と賛同が得られれば、家づくりは具体的に前進する。
家づくりの目的は自分が望む暮らしと人生を叶えるため。
案外、自分の中で気持ちの整理がつけば、視界が拓け、希望がわいてくるものです。何事にも柔軟になりますし。気にしていたことがどうでもよくなってくる(いい意味で)
小川の家は子育て優先。
子どもの心身の健康にとってどうか、子ども時間にとってどうか、これを大切にしています。
小川の家は家づくりを通じて、人生の問題を解決していきます。
「なんとかしたい」と思われている方へ、まずは家づくり診断をご活用下さい。
info@ogawanoie.jp 電話:095-879-7888(平日9時〜17時)
ご先祖様からの土地に、次世代が暮らす。K野さま@佐賀市。
ここに至るまでたくさんの困難がありましたが、この景色を眺めて、思わずウルッときちゃいました^^