核廃絶への誓い
8月9日 長崎原爆の日
今年の平和宣言文の中にこういう一節がありました。
世界の皆さん、今こそ、
それぞれの場所で、
それぞれの暮らしの中で、
プラハ演説への支持を表明する取り組みを始め、
「核兵器のない世界」への道を
共に歩んでいこうではありませんか。
被爆地長崎に生まれ育った私は、
どんな理論を駆使されても、
核兵器廃絶に向けたすべての行動を支持します。
それに対して
「思考停止」だと言われたとしても。
64年前、この街は一瞬にして吹き飛び、
十万人以上の市民、家族、子どもたちの
ささやかな日常、そして未来もすべて奪いました。
父も(爆心地からひと山超えた茂木というところで)被爆していますので、
厳密にいえば、私も被爆2世になります。
核兵器が存在している以上、
同じことが世界のどこかで、
いつ起こってもおかしくないのです。
被爆地広島・長崎の願いというのは、
「私たちと同じ苦しみを世界中の他の誰にも味あわせたくない」というこの1点に尽きます。
平和への祈り
核兵器のない世界を願う
静かな一日でした