今日をどこで生きる?
- 医療の限界 (新潮新書)/小松 秀樹
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第一章 死生観と医療の不確実性の一部を要約すると
いかに医療が発達しても、人間は必ず死ぬ。
死に対する覚悟は、人を成熟させる
不可避の死を常に意識するからこそ、より良く生きることが求められる。
日本には昔から「無常観」という、長い歳月のなかで磨かれた死生観がある。
2~3年先の計画や老後(数十年先)のことを心配したり、考えたりするが、
「明日も生きている保障」などあり得ないのに
自分や家族が今日・明日をどこで、どう、何をして、生きるのか、
については、深く考えない傾向がある。
平均寿命80歳と言われると、自分や家族も「(その年齢まで)元気に生きている」という思い込みがそうさせるのだと思いますが、我が子が今日、明日、どこ(=どんな住環境)で生きるのか、「(いつ死が訪れても)それで後悔しないのか」という問いと見直しは、常に必須だと思います。
危険度チェックの①ここで死にたくない YES or NO
これは、各自の住環境と暮らしの質の総合評価です。