子育て優先の家づくり

夫婦の問題を解決するには、自身の問題をまず解決する。

「良い土地があれば(いますぐにでも家を建てたい)」
ということを話す方がいらっしゃいます。
その人が考える「良い土地」って、
具体的にどんな土地でしょうか?
条件を上げてみる
そんな土地、あるんでしょうか?
仮に、発売されているとしたら、
どうなっているでしょうか?
~すぐに売れてしまっていく~
あなたは、速やかに、
その土地に手付金を支払うことが
できるでしょうか?
大きな買い物ですから、
パートナーとの意思統一が不可欠です。
良い土地だよね、
でも、、、、
ちょっと思案している間に、
その土地はほかの誰かが買って行く。
つまり、
良い土地があっても
家は建たない、のです。
それはなぜかというと、
どの土地に決めるかという物件の条件問題以前に、
そもそも家を建てるかどうか、いつなのか、今なのか、
なぜ建てるのか、について、身内の問題、
夫婦間の問題に決着がついていないからです。
夫婦間の問題に決着がつかない理由の一つには
そもそも自分自身の気持ちに整理がついていないことがあります。
何としても今の住環境での生活を変えるぞ、
人生を変えるぞ、
そのために家を建てるぞ、
という意思が固まっていない。
なぜ、いまの住居のままではイヤなのか。
自分は何に困っているのか、イライラしているのか。
どうしたいのか。
自らの意思が固まっていないと、
周りの意見(思いつき)や情報に振り回される。
堂々巡りになる。先送りされる。
去年と同じこと、半年前と同じことを繰り返す。
時間は過ぎ去り、齢を重ね、子どもはどんどん成長していく。
マイホームへの要望、条件はより増えるばかり。
他方、お金を考えると、それに対する資金力は伴わない。
目の前のモノが自分にとって
最適かどうか、最善、妥当かどうか判断できない。
家づくりの相談を受けていると
「妻が〇〇」
「夫が〇〇」
という会話はよくあります。
重要な部分に関して、
自らの価値判断基準、
つまり、意思がしっかりしていれば、
パートナーとの合意(意思統一)は可能です。
※愛があれば、信頼関係があれば、夫婦関係が良好であれば
価値観ではなく、好みの問題に関していえば、
たとえば、外壁の色とか、詰まる所、
何でもいいと思うんです。
食洗機をつける、つけないとか、
後でいいんです。
家が建つか建たないか、という大きな極めて重要な問題に決着がついて、
見通しが立ってから、そういう枝葉の話はすればいいんです。
つまり、好みの次元の問題ではなく、
今の住環境での暮らし、子育て、人生をどうするか、
このままを望むのか、
それとも変えたいのか、
ここは極めて重要な問題で、
この点に関して夫婦間で合意形成をすることが一番大事です。
よく「外壁の色は選べますか?」とか
「食洗機はつけられますか?」とか
そういう質問がありますが、
そういう枝葉のことを
最初に尋ねる方に限って、
肝心要の、夫婦間の問題、
なにより自分自身の問題について
解決できていない。
わが家の家計状況も把握していない。
で、現実はどうかというと、
自分自身の問題も解決している
夫婦間の問題も解決している
と思って、土地探しや住宅会社巡りをしていたとしても、
実際に、自身の夫婦の問題に決着がついていたかどうかは、
お金を支払う=契約の場にならないと分からないのです。
本気かどうか、
意思決定していたのかどうかは
お金を支払って初めて決着します。
その気(意思)があっても、
手付金を支払う力がなければ、家は建たない。
当たり前といえば当たり前です。
ネットショッピングでも
買い物かごに入れるだけでは自分のものにはなっていない。
クレジットカード決済ボタン=購入するをポチってはじめて、
商品があなたのもとへ発送されるわけです。
とにかく、夫婦で踏み込んで対話すること。
そのために、自分自身で自問自答して心を整理すること。
私がお手伝いできることは
自身の、夫婦の対話に必要な判断材料、基準、
物の見方を提示すること、です。
まずは無料の家づくり診断サービスを申込み下さい。
info@ogawanoie.jp

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。