ウルトラマラソン

橘湾岸スーパーマラニックL173km〜31時間45分で完踏しました!


31時間45分で、173km
おかげさまで完踏させてもらいました!
人に、モノに、大自然に、いろんなことを思考し、感謝し、ハッピーなトライでした。
何より、家族と橘湾岸関係者の皆様、ボラの方々、
W273完踏の諸先輩方の叱咤激励と助言に感謝の気持ちで一杯です。
私にとっての超ウルトラ(橘湾岸)は、
身体を張った人生におけるコンテンツづくりのひとつです。
セルフイノベーションツールですし、まさに、Lead the selfです。
完踏できたのも、いろんな方々の実践知をご教示頂いたおかげです。
ゆえに、私なりの実践知も社会に還元したいと思います。
いつかどこかで何かのお役にたてれば幸いです^^
<準備編>
①ウエアの擦れ:乳首、脇、肩の接触部分にスタート前にテーピング。これのおかけで32時間、快適でした^^
②足の小指のマメ:秋の100kmで相当痛い目にあいました。で、5本指ソックスもやめて、テーピング。ところが、たった10kmで痛み出す。これは大失敗で稲佐山の下りで外す。練習で40km走ってもマメはできないのに、雨の影響なのか、スタートからわずか1時間で、マメの痛みとの闘いが始まる。
③内臓:胃薬をスタート前から6時間おきに服用。
ウルトラの世界は内臓がやられます。食べたり飲んだり何も受けつけなくなると、そこでレースが終わってしまいます。ゆえに、補給と内臓は筋力を鍛えるのと同様、極めて重要。
④防寒:一昼夜のレース。しかも野母崎半島は風も強くて寒い。体が冷えると低体温状態になり、動けなくなります。私の場合、寒さに弱いので、ウインドブレイカ―だけでは不十分。荷物の軽量化も重要なので、極薄のメリノウールを購入してバックパックへ。これは抜群でした^^(実際に、深夜早朝ははく息が白かった)※走り続けることができるエリートランナーや発汗量が多い方は、こんな対策は不要なのです。僕が寒いと思っているときに、ランT1枚で駆け抜けていく方をたくさん見ましたので^^
⑤エネルギー補給:私の場合、1時間の消費カロリーは600kcal前後。これを補給し続けないとハンガーノッキング。エイド食だけでは不十分。一度に大量を食べることもできません。ゆえに、今回はパワージェルを10kmに1本。100kmの中間地点分まで10本。コンビニでおにぎりを買い、走りながら食べる。中間地点でさらに7本補給。深夜用にとっておいたおにぎりで、早朝5時ごろ救われました。疲れたら、食べる。疲れる前に、食べる。気力がなえてきたら、食べる。160kmー29時間を超えてから最後の10kmも2時間かかります。そこでも歯を食いしばって、最後のジェルをおえおえ言いながら食べました。
⑥脱水:OS1を携帯。おいしいと感じるときには脱水状態。こまめに補給。去年の80kmのときに救われたので、必須アイテム。
⑦塩分:タブレットを10kmに1個程度。水分だけでは不十分なので。途中、まずくて、吐き出したこともあったのですが、これじゃ完踏できないと思い、我慢して飲み込みました。
⑧熱中症:「手ぬぐい」1日目は雨と曇だったのですが、2日目はガンガン。手ぬぐいをエイドの氷水につけて、頭や首筋にあてる。乾いたら、携帯ボトルの水でぬらす。水はエイド毎に補給する。この繰り返しで、夜明けから9時間奮闘。
⑨アミノ酸:何に効くのかよく分かりませんが、20~30kmに1袋(筋肉疲労の回復だったかな?)
⑩擦れ:オロナイン軟膏。初めて携帯。実際に、100km超えてから、お尻(肛門)が擦れて、途中何度も走りながらぬりぬりしました(苦笑)恥ずかしいとか言ってられない。
⑪痛み止め:ロキソニン。これも初めて携帯。両足のマメの痛みが半端なく、26時間経過の140km地点で投入。マメに痛み止めが効くのか?と(苦笑)
⑫メンタル:
・3回吐いたぐらいで、リタイアしない。
・リタイアとか考えない。
・絶対完走するではなく、諦めなければゴールにたどり着く。
・ゴールを目指さず、次のエイドを目指す
・力を極力使わずに、前に進む
・他人のペースや行為をまねしない、つきあわない(自分は自分)
・積み重ねた練習は裏切らない
・こんなことをさせてもらえることに感謝
・エイドでは必ずボラの方にお礼の言葉をかける、頭を下げる、声をかけてリスタートする
・苦痛を受け入れ、原因と対策を考え実行し、忘れる(耐える?)
駄文で恐縮ですが、準備に関してはこんな感じです。
自分で振り返ってみて、恥ずかしいほど真剣ですね(苦笑)

両親に義父母も応援してくれました^^

155km地点。限界を超えています

元気だった70km、権現山展望台にて^^

ゴール直後の娘:奈南と^^

前半100km

後半100~173km

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。