MY LIFE

子育て優先は親の都合だった!

これまで、十数年間、散々、
親の都合よりも、子育てを優先しませんか。
とアツく語っていました。
先日の奥上高地の旅にて、
山歩きしながら、退屈だったんで、
子どもたちひとりずつ、順番に同じこと尋ねたんですね。
「パパさあ、なんで、こんなところまで、連れてきてると思う?」
娘ナナ(年長)「パパが来たいから」
交替して次男イッペイ(小2)「パパが来たいから」
最後に、長男キハチ(小3)「えー、パパが来たいからやろ」
「ちがう」
「じゃあ、大人になったら役に立つから」
「ちがう。小3になると、そんなつまらん回答がインプットされるのか」
妻に聞いてみた「パパが来たいから」
よくよく考えてみると、
子どもたちと、家族で行ってみたいと言い始めたのは私自身なので、
まあ、そうなんですよ。
子どもの立場で見れば、パパや家族と山小屋になんか行きたくない。
友達とゲーム、DSやDVD漬けになりたい。
おもちゃを次から次に与えて欲しい。
ご飯より、お菓子がいい。
子どもに「好きなことをやらせる」というスタンスであれば、
子どもの喜ぶ顔が見たいから、子どもの言われた通りにするのが、子育てによいとなる。
子どもにのびのび健康に過ごして欲しい、
イキイキガンガン成長して欲しい、
だからテレビやモニター画面の前ではなく、
自然の中で一緒に遊ぼうぜ、
行ったことがないところへ旅に出ようぜ、
という私の父親としての親の都合を実践している。
そう、子どもをのびのび健康に育てることは、
親の都合だったのです^^
そんな当たり前のことに気づかされた奥上高地のトレッキングでした^^

追記:
すべての親が、自分の子どもに健やかに育って欲しいと思っているわけではないのと同様に、
子どものなかには、のびのび健康に生きたいと思っていない子もいる。
とはいえ、幼少期に「のびのび健康に生きたいという希望」を奪うような住環境を与え続けるのは、よくないと思います。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。