人間は命がないところでは住めない〜庭を森化する意義と価値〜
小川の家では、庭を森化して、街に小さな森をつくることを標準化しています。
要するに、意地になって「土あらば木を植える」を実践しています^^
写真は日経新聞2014/9/6「文化の森 暮らしの源」という記事です。
以下、抜粋
「人間は命がないところでは住めません。
狭い路地でも鉢植えを楽しみように、
緑は大小に拘らず命の仲間です」
私たちの街を見渡すと、実は緑はどんどん撤去されています。
子どもたちが過ごす幼稚園、小中高にはアルミ製の高いフェンスと、
アスファルトの広い駐車場はあっても、
高木や芝生は失われています。
とくに建替えや増改築された教育環境の緑の欠如=命の欠如は深刻です。
日本は地形的に山と海に囲まれているので、
少し遠くをみれば「自然=緑=命」がある。
だから、日常的に触れるものに緑=命を必要と感じないのかもしれません。
一方で、子どもも大人も心がどこか殺伐としている感は否めない。
住宅は街や都市の構成要素です。
小川の家はまだ小さな会社ですが、
それでも年間15軒建てさせてもらえれば、
年間15カ所、街に小さな森をつくることができます。
10年続ければ150カ所。
ご家族それぞれに「我が家の庭を森化する」ことの我が家の命の効用だけではなく、
社会的意義とその価値の高さも知ってもらえるように説明して、
一本でも多く木を植え、森をつくっていきたいと思います。