子育て優先の家づくり

取材依頼

先週末、日経系の住宅産業専門誌から取材依頼がありました。

「住宅産業の将来像」を特集として取り上げるそうです。

何のご縁か、取材対象の一社として、「小川の家」を発見して頂いたようです。

「小川の家」は、既存の住宅建築会社(ハウスメーカー、設計事務所、工務店)とは、建物は勿論、家づくりのプロセス、提供する(約束する)暮らしの質、顧客とのやりとりやコミュニケーションなど、殆ど共通点はなく(共通項としては、法令順守、木造、自然素材、標準的な住宅設備でしょうか)、独自の世界をつくりあげています。

独自の世界をつくりあげた、のは確かなのですが、これは「独自の世界を目指して」そうなったのではなく、

今までの住宅の様々な問題点(シックハウス、欠陥住宅、トラブル)×

社会問題(引きこもり、キレる、シックハウス症候群、地域コミュニティーの希薄化、親子のコミュニケーションの希薄化、地球環境保全)×

21世紀の家族にとっての豊かな暮らしのカタチ×

それを叶えるために必要な住宅に求められる要素×

それを実現させる手段

これらを掛け算しながら、改善・改良・開発・創造しつづけた結果、既存住宅建築会社とはまったく相容れないところに「小川の家」は存在しています。

私が住宅業界だけを見ていれば、他者と同様、生き残るために、「他者との差別化」に注力していたはずです。ところが私の場合、「社会を見渡して、何をどうすべきか」という姿勢であるため、他社と比較してどうだとか、既成概念云々というのは、殆ど興味がないのです。自分の頭で深く考えて、社会(顧客)にとって大切だと信じること、それを子育て優先の家づくりを通じて、「小川の家」として具現化して提供する。世の中は常に変化しているわけですから、家づくりのプロセスも「小川の家」そのものも常に改善改良が欠かせないのですが、それはあくまでも他社との比較ではなく、社会を見渡して、これからの時代や社会を深く考え、社会(顧客である家族)にとって大切なこと、より良いと信じることを提供し続けることに徹するのみです。

明日、東京から取材にいらっしゃいます。

どんな内容になるのか、楽しみです。

余談:特集のテーマと対象が「住宅産業の将来像」であって、「今儲かっている工務店」ではないところが、素敵(苦笑)。もしそういうテーマの取材であれば、実際に儲かっているかどうかに関わらず、受けるなんてことはあり得ません。

  • Facebook
  • Twitter
  • はてなブックマーク
  • @LINE

私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。