庭の森化

言葉にできない「ぬくもり」を感じる住環境をつくって届ける

M邸@北九州の「庭の森化」へ行ってきました。
建築には、というか、創出されたものには、
作り手の愛を感じるモノと、
そうではないものがあると思います。
書類一枚、一行でも、
雑なつくりもあれば、
丁寧に考え抜かれたものがあるように。
一本一本の樹木には、それぞれに表情があります。
とくに、シンボルツリーといわれる高さ3m以上の高木となると、
そのパワーというのはやはり、唸るものがあります。
職人さんたちはAM5時発で先行し、
私はAM10:30過ぎに現地で合流。
事前に、ガーデナーIさんとは図面で樹木の配置まで打合せを済ませています。
それに基づいて、まずは樹木を置いていくわけですが、
それをそのまま、というわけにはいきません。
なぜかというと、樹木それぞれに表情と樹形があるからです。
そして、実際に、その土地、道路に立って、歩いてみて、
周囲から何度も観察していかないと、「ここ」というのが見えてきません。

このハクモクレンも当初、図面の位置で、
穴を掘り、置いていたのですが、
どうも「ここではない」
I氏と話し合い、「ここ」の意見が一致。
元、掘った穴を埋め、再度、穴を掘り、
微妙な立ち位置、顔を見ながら、決定!
その樹木から
「ここがオレの場所、ナイス。ありがとう」
みたいなものを感じるんですよ(笑)
高木の位置を固めてから、周囲の樹木を落とし込んでいく。
手間がかかります。それも、あっち入れ替え、こっちに入れ替え、です。
でも、数時間後、うわあー、というものができあがっていくんです。
手間をかけ、愛を注ぐ。
同じ樹木、同じ本数を購入しても、
それをどこに、どう配置していくか。
それによって、単なるものなのか、
ぬくもりを感じる存在となるか、分かれます。
小川の家は「ぬくもりを感じる」住環境をつくって届けます。
それは単に木の家、自然素材の家、という材料のみの次元ではありません。
愛情とはぬくもりだと思います。
子どもへの、妻子への愛情を注ぐということのひとつには、
ぬくもりを感じるような住環境を与えることも含まれます。
家庭にぬくもりを求める夫婦は、
ぬくもりを感じるような住環境を選択する。
Mさまのお引越しは明日!
明るい未来へ、より幸せで充実、納得した人生へ、
着実に人生のステージを昇格させた、
この1年間の家づくりだったのではないでしょうか。
追伸:
今回のM邸の施工に尽力して下さった千葉工務店さんに感謝!
いつも丁寧な仕事を心掛けておられるその姿勢に、
一緒に仕事をさせて頂ける喜びを感じています。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。