私たちの考え

父親=子育てしているとは限らない

「○○だったから、子育ては妻に任せっきりだった」

とは、よく聞く父親の「子育て」談。

おそらく○○の第一位は、仕事が忙しい、となる。

仕事をしなければ家族は養えないから当然ではあるが、特別な事情を除いて「任せっきり」はいかがかと思う。

中には仕事を言い訳に利用している父親も多いだろう。休日ですら育児を放棄し、自身の遊びに興じる人もいただろう。

「子育ては親育て」と評される真意が少しずつ腑に落ちてきた今日この頃の私の思考の課題は、「父親であることと、子育てをした(している)というのは、イコールとは言えないのではないか」ということ。

仕事や趣味、飲みにケーションは、ある種、子育てからの逃避でもあると言えなくもない(笑)。

私は住宅建築業ですが、実際の仕事というのは、子育て環境整備業と言えます(笑)

どういう環境が子育てにとってよいのか、を突き詰めて考え、公私ともに実践しながら、「最適解」を探究している感があります(苦笑)

私は凡人ですから、イラつくことも怒ることも多々ありますが、同時に「何でおれは怒っているのだろうか」という理由や原因を突き詰めて考え、軌道修正する習慣もあります。

ワークライフバランスだか、ライフワークバランスだか、多くの場合は、その時間配分についてバランスを云々するわけですが、ワークの質、ライフの質、時間は皆平等に同等に与えられているわけですから、あとは労力の質をあげ、量を増やし、稼ぐ力と使い方を吟味しながら、状況に応じて「最適解」を探っていくことが大切であり、それをやり続けていくことが良い人生になっていくんだろうな、と思います。

私は現状どういう人かというと、肩書は、3児の父親、経営者、実現請負人、趣味はフリークライミングとジョギング。どういうことをして生きている(しなければならないか)というと、3人の子どもを育て、妻と家族の生活はもちろん、経営者としてスタッフの雇用を守り・支え、実現請負人として、「小川の家」を必要として下さる家族のために、ベストを尽くし、趣味のフリークライミングをする時間を確保し、クライミングができる肉体を保つためにジョギングする時間を確保しなければなりません。これこそが私がすべきことであり、それがライフバランスであり、「生き方」となります。

時間と私の労力には限りがありますから、すべきことを手抜きせず集中して(例えイライラしても)やりとげるためには、「今までやってきたことをやらない」必要があります。すなわち、マイリストラが日課、です。

私は3児の父親です。

3人の子育ては夫婦で力を合わせても、想像以上に大変です。

世の中には子育てしない父親がたくさんいますが、私はそのカテゴリーには入りたくない。酸いも甘いもじゃないですが、子育ての喜びや幸せ、楽しさは言うまでもなく、子育てのストレスもイライラも含めて「育てさせてもらっている」ことに感謝しながら、小川の家OBのお客様たちと一緒に奮闘したいと思います。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。