私たちの考え

36歳の誕生日の誓い

おかげさまで本日36歳を迎えることができました。

表情やリアクションから察するに心豊かに健康に育ってくれている3人の子どもたちと妻、家族やスタッフ、そして私を信頼して家づくりを委ねて下さるお客様に感謝です。

朝食でふと思い出したことがあります。

それは9年前、27歳の誕生日。

私は欧州一人旅の途中で、スペインのマラガからマジョルカ島へ移動中に迎えました。飛行機が深夜まで遅れ、ホテルに着いたのが確か午前3時過ぎだったような。体調も悪く、その上、真っ暗な空港からタクシーに乗り、真っ暗な街を通り過ぎ、ホテルへ。思い描いたマジョルカ島の風景など見ることもなく、結局体調不良で4日間ホテルで寝たり起きたりの日々でした。

一人旅といえば聞こえは良いのですが、実際には父との意見の相違や対立などから「謹慎1か月」+「大幅減給」という処分を受け、日本に居場所もなく、海外へ出た、というのが実際のところです。

ただ、あの時の旅(自称:遊学)は私の人生にとって非常に意義のあるものでした。

あれから9年。その後も苦闘が続きましたが、姿勢と方針を磨き、思考を鍛え実践し、信念を貫くことで信頼と実績を得ることができています。

そんな私も36歳。

疲れが取れにくくなっているのも40を前にして、こういう事なのかと思っていたのですが、昨日フリークライミングで念願の自身の限界グレードを1ランク上げることができました!

昨年の10月頃から挑戦していた課題(ルート)を完登することに成功したのです!

何十回とトライしてもいつも同じところで息切れだったので、今年に入ってからはその課題(ルート)はせずに、ボルダートレーニングを積んできました。一手ずつ確認のつもりで登り始めたのに、腕は張りながらもパンパンにはなっていない、何だかちょっとずつ行けそうな予感。最後の数手(全部で約30手)は、雄叫びをあげながら、気合いの入った渾身の登りで、いやー、感動しました。

私にとってのフリークライミングの面白さというのは、限界グレードに関しては、心・技・体すべてが揃わないと登れない、ということです。そして限界グレードを超えた時の、何というか、自分の体が別次元に行った感があり、「おれもこんなことができるのか」みたいな感覚です。おそらく、次この快感を味わえるのは、真面目にトレーニングして早くても1年後ですが(笑)

登れないから、登る。

登れる課題は、登らない。

が私の方針ですので、明日からまた「登りに行って、登れない日々」が始まります(笑)

36歳の誓いは、仕事と子育てとフリークライミングに専念します。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。