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リフォーム@福岡

土曜日、福岡市東区のN邸へ

私、夏井(設計)、浦&宮田(工務)、会長の5人で

ワンボックスカーに乗り込んで

第2回現地調査に行ってきました。

N邸は築半世紀。

依頼主の記憶では、増改築は3~4回。

細部をみていくと、おそらくその3倍^^

メンテナンス等を5年に1度したとしても10回。

家族構成の変化や設備機器の老朽化などを考慮すると当然です。

一口にリフォームといっても、

その程度は、トイレの改修から水廻り、

屋根、外壁、間取りの変更を伴うものなど、

数十万円~「新築そっくりさん」という数千万円規模までそれぞれです。

小川の家としては、

規模の大小を問わず

「よく考えて」モノをつくるという姿勢で取り組んでいます。

新築とリフォーム、建築という分野は同じですが、

求められるスキルと考えるべき観点というのはちがいます。

建築とは以下の制約

・技術

・予算

・法令

・物理的

・依頼主の要望

をクリアしたものを構築していく作業です。

リフォームの場合、

「既存のものを踏まえて」

という大前提が上記に加わります。

「安くで」リフォームとよく宣伝されていますが、

一般論として、商品・サービスが安く提供されるには

「単一化、画一化、工場化、安価な材料、安価な労働力、簡素化」などが必須です。

そう考えると、リフォームという商品・サービスというのは、

安く提供できる条件の対極にあります。

もちろん、

「より快適に暮らせるように」

「困っている問題を解決する」

という目的を諦めれば別ですが。

システムキッチン、便器、洗面台、エアコンなど

単なる「交換」であれば、単純かもしれませんが、

それでも実際の現場では、まったく同じサイズのものがそこに入るわけではないので、

必ず取り合いをどうするか、という問題が生じ、

それをどう納めるか、という問題が生じ、

それにはいくらかかるのか、、、、

というパーツパーツで解決すべき問題が生じてきます。

これが単なる設備交換ではなく、

暮らしやすいように間取り変更などを伴う場合には、

検討すべき課題が格段に増えてきます。

更地に新築する、

解体して新築する、

これらとはまったくちがった頭を使う仕事です。

ご予算には制約がありますので、

いただいたご予算の中で、

いかに最高のパフォーマンスを発揮するか、

これが私たちに課せられたミッションであり、

依頼主からの期待です。

期待にこたえたい。

「心豊かに健康に」暮らせる住まいを提供したい。

難しくて面白い^^

難しいから面白い^^

テレビのビフォー、アフターではありませんが、

「こんなに変わるんだ~」と依頼主に喜んでもらえるよう、

脳ミソちぎれるぐらい「考えて」モノづくりに励んでいる所です^^

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。