子育て優先の家づくり

小川の家はすべて手づくりだから。

小川の家では、着工前に大工さんをはじめ、
施工に関わる協力会社の皆さん(約20社)を事務所に集め、
施主を交えて『着工説明会』を開催しております。
昨晩は、大村市に新築されるMさまの着工説明会。
※私は大学院の授業のため、参加できなかったのですが。
殆どの場合、依頼主であるお客さまは
業者さんたちの数の多さに驚かされます。
施主がいらっしゃる前に、
弊社現場責任者:浦から
工事に関する注意事項等、事前に30分ほど説明し、
その後、依頼主を交えて、自己紹介から始まります。
スタッフによると
Mさまは説明会が終わった後、
事務所玄関の外にて、
大工さんはじめ、各協力業者の皆さんひとり一人に
「よろしくお願いします」と頭をさげられたそうです。
ここまでなさった方は、記憶にありません。
建築業者というと、
社会的にはどちらかというと下にみられます。
私も含めて。
少なくとも小川の家づくりでは、
ご相談のひとつひとつからはじまり、
設計における様々な使い勝手、
工事におけるひと手間ひと手間、
私たちの頭をフルに使い、
職人さんたちの頭と手足を使い、
熟練の技と道具を駆使して、
ひとつひとつ、丹誠込めてつくりあげていっています。
私はそれに要する費用を算出し、
事前に依頼主にお伝えする。
そしてご注文していただく。
木造で、可能なかぎり自然素材を使い、
庭周りも取り合いを考え、
可能なかぎりコンクリートやアルミを使わない。
これって、超手間かかります。
でもなぜそれをやるのか、
やらなければならないのか、
そのゴール(目的)はひとつ
「家族が日常を豊かな心で健康に暮らせる住まいを提供するため」です。
もちろん、コストパフォーマンスは重要です。
依頼主には必ず資金制約がある。
無駄はダメ、手抜きもダメ、適当もダメ、
ギリギリのところを切り開いていくことでカタチにしていく。
そういうプロセスに価値を認めてくださる方々が
小川の家のクライアントであり、
実際に家づくりの現場をみて、触れて、住んでみて、
そのぬくもりや意図を日常の暮らしから実感していく。
それがお客さまの声としてフィードバックされる。
今朝、Mさまには
「いよいよ、着工ですね。
 おめでとうございます。
 私ができること、すべきことはすべてやりぬきました。
 あとは、現場責任者;浦を筆頭に、職人さんたちが頑張ってくれます」
とお礼とお祝いのメッセージを送りました。
******
先週(金)に完成・お引渡しを終えたSさまは、
週末新居へお引っ越しされたそうな^^
今宵はYさまのプラン誕生。
すべてが手づくりなので、時間はかかりますが、
考え抜いて、時間と手間ひまをかけないと、
具現化することができないんですよね。
簡単便利になんでも買える時代、社会ですが
大切なものは、いつの時代でも、
いやこういう時代だからこそ、
相対的に入手がより困難になっている部分は
あるのではないでしょうか。
さてさて、今日もまた
私は私の役目を果たすことに、注力します^^

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。