得なのは、借金返済なのか預金積立なのか。
今月から大学院に通い始めた私
ある書籍の一節が目にとまりました
「今日の1万円と明日の1万円はちがう」
※正確には’価値’がちがう~
きっちり数式で、金額で、
’損得’’価値’の判断基準が解説されていました。
衝撃
家づくりのタイミングについて、
「決断」の判断材料はいくつかあります。
・子ども時間-幼少期、子育て期は有限
・返済期間-稼げる期間は減る
・借入能力-勤続年数と年収
・老朽化-危険、不快、不便
・金利、減税、地価、転勤etc
「金利の支払いがもったいないから住宅ローンはイヤ」
という人は多いわけですが
金利で時間(機会)を買える、と考える私には
金利がもったいないという理由で
’いまのままがよい’という判断には
賛成できませんでした。
試算してみました。
自己資金が貯まるまで待ってから、
家を建てる方が’金銭的損得勘定’で有利なのかどうか。
例)2,500万円の物件を
A)いま、住宅ローン、全額借入で購入する(いま、金利1.5%、30年返済)
B)30年後、財形住宅積立、全額’現金’で30年後に購入する(積立利息0.030%、複利)
Aの場合、月々の支払い86,300円で30年
Bの場合、月々の積立 69,000円で30年
Bの場合、家賃5万円とすると住居費に毎月12万円、30年間です。
いまの劣悪な住環境で30年間、毎日我慢、辛抱し続けて
’借金して利息を支払った場合’よりもなにが’利益’なのか。
30年のケースで見ると、明確ですね。
これは3年、5年でも同様です。
自己資金ゼロでは、資金繰りの都合上、注文住宅建築はできませんが、
ある程度の自己資金になった時点で、
それ以上現金を貯めることよりも、
借入して返済した方が家計にとっては利益が多い。
なにより、かけがえのない時間をどこで、
どう消費するかという問題にも
’金銭的損得で’答えてくれます。
皆さまの判断材料の一つになれば幸いです