万一の備えへの割合
全国から申込みいただく家づくり診断
数千万円の費用を要し、庶民にとって一生に一度であろう家づくりの実現可否についてお答えする為には、各家庭の現状(これまでと今後の資産形成力)をある程度把握する必要があります。
ある傾向があります。
それは保険と貯金の割合。
預貯金(自己資金)が年収以下の夫婦は、毎月の生命保険料が2万円以上支払っています。
私は保険の専門家ではありませんので、その内容について関心はありませんが、全体としてハッキリといえることは、家族が日々心豊かに健康に暮らすためのコストよりも万一の保険料支払いが優先される、という皮肉な現実です。
保険料の割合を増やすほど、安心して暮らせるのではなく、日々の健康、そして資産形成、家計の健全性は疎かになっていくのです。
『解約すると将来が不安』
現金を持っていないことの方が、はるかに不安というより、キケンです。
何かをやろう(前進しよう)と思ったら、まとまった現金が必要です。
何か問題があっても、まず現金が必要です。
例えば、社宅に依存し、預貯金は殆どない。
企業や自身の身分が安泰のうちはそれでも生活できますが、リストラの対象となった場合、即退去です。どれだけ生命保険や入院保険をかけていても、リストラ、即退去、転居費用は賄えません。さて、どうするのでしょうか。借金?失業状態の借金は厳しいです。結果として危ないお金を一時的にでも調達するしかありません。
明るい日常・健康を求めるのであれば、まず保険より貯金・現金です。
保険はあくまでも保険ですので、日常が成り立つことをベースにして収入に見合った保険料にすべきと考えます。