MY LIFE

橘湾岸E217kmは109km地点でリタイア〜超ウルトラの醍醐味をまた味わえた幸せ〜

   

主催者、ボラ、ランナーの皆さんに感謝です。

16回目のエントリー(ボラ含む)ですが5年ぶり。

僕の人生を変えてくれた、豊かで幸せなものにしてくれた湾岸に改めて感謝です。

E217kmのうち、109km地点(恐竜エイド)でリタイアとなりましたが、スタートラインに立てて、経営、ビジネス、子供たちの受験など、いろんなことの中で、やれるだけ準備はして、当日もやれるだけのことややって、スッキリしています。

午前零時に近かったものの、リタイア地点まで、妻が迎えに来てくれて、翌朝04:30起床で茂木へ預けていた荷物をとりに。ボラの皆さんにお礼の挨拶。別れ際に、キゼンさん(愛知)から「また走りに来てください」とお声掛けいただいた。

橘湾岸は阿部さんという強烈なイノベーターをキゼンさんほか、他県からのランナー仲間が主要メンバーとしてフォロアーとして、人生をかけて支えてくれている。そんな方々も後期高齢者ですがみなさん超絶タフ。

スタート地点で、阿部さんに挨拶したら、「おー、(エントリーを見て)びっくりした」と。僕がもう走るのをやめていたと思っていたようでした。

超ウルトラをやるのは、おかしいです。少なくとも体にはよいとは言えない。なぜそこまでやるのか?まあ、人生にいろいろあるから、というのが私の結論です。

今回のレースの振り返ると、スタート直後から、喉の渇き、口の中がずっと乾燥状態で、それがどんどんひどくなっていきました。水分をグッと飲めない。最高気温は2728度、この暑さから、飲みすぎて、胃をやられるのを防ぐつもりだったのですが、涼しい時間帯からイマイチでした。

食べ物も45kmのしょうが汁で終了。そこから10時間、補給できたのは自宅エイドの甘夏(68km)だけでした。水分もぎりぎり取れるかどうかという感じでしたが、こちらもしっかり飲めず。いろいろ試したのですが(70km)の力水こと、缶ビールは元気になったのですが、30分しか持たなかった。胃薬、初めて試したmagma、歩いてみたり、白湯、横になってみたりしましたが。

単純に、実力不足。

練習の質。きつい練習をしないので、きつい時に踏ん張りが効かないですし、きつい大会、コース、コンディションで戦えないです。自明ですね。「金龍になる」という大きな目標が7年前に達成されてからは、踏ん張る、もう少し、という練習を一切しなくなりました。まあ、健康、故障しないためにはそれぐらいがいいんですけど^^

Eコース(217km)はもともとのエントリー要件がL173kmを27時間半の走力でした。私は30時間弱ですので、それだけのスピーと持久力をつけないと完走できません(本来エントリー資格がない)。湾岸は超ウルトラの入門という位置付けだったので、いろんな人に挑戦の機会を与えてくれます。強くなってね、超ウルトラの醍醐味を味わってほしい、ということだと思います。そして美味しいエイド食。

多分、懲りずに、また走ると思います。

リタイアにはそれぞれの美学があると思っていますが(絶対にリタイアしないという仲間もいるし、そのために最大限の準備をする)、僕はやめるときも笑顔で、苦しくても笑顔で、少し手前で、そして主催者とボラに迷惑をかけない、無事に帰宅する、をモットーにしたいな、と思いますね。

写真は伊王島大橋で10分横になったとき。白湯を後藤さんが作ってくれた。

復活すべくあらゆることをやってみる。

これをやったから、ここから先、恐竜まで行けたと思っている。

打ち上げにて、師匠から「食べられなくなったから」はリタイアの理由にならない、と(苦笑)

リタイアしたことがない、胃腸トラブルを抱えたことがない後藤さんと二人に挟まれ、必死に自己防衛の言い訳を重ねる^^

恐竜でリタイアしたので、恐竜からリスタートで小浜をやります(師匠からの課題)

橘に出ると、もう少し強くなりたいな、と思いますね。

で、思うに、リタイアってゴールに辿り着けなかったということなんですけど、それが何か?ですね。リタイアはしない、っていう気持ちで望んだんですけど、そもそもそんなもんどうでもいいですね。そこにとらわれることで、スタートラインに立てなくなる、そのことの方がつまんないな、と。

それにしても暑かったなあ。多分、湾岸では暑いといっても25度、今回は2728度。それでも強い人は強い。

単純にスタート時間が5時ということで、前日の睡眠時間に加えて、8時には暑くなっているから、日中の暑さの影響をより多く受ける。12時の時点ですでに7時間走っている。Lだと10時スタートだし、13時の人たちは暑さの影響をそれほど受けなくなってくる。今回は、夕方になっても気温が下がらず、湿度も高くて、回復させたくても僕にはダメージが大きかった。まあ、それも含めて実力不足です。スピードがないから休憩時間を削るしかない。休憩できないから回復できない、暑さもあるからさらにダメージが蓄積される。内臓だけがNGで筋肉痛にはなっていない。

ま、来年の愉しみができました^^

次は、ノープランからワンプランぐらいでスタートラインに立ちたい^^

それにしても、食べて、飲める、って幸せです^^

  • Facebook
  • Twitter
  • はてなブックマーク
  • @LINE

私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。