私たちの考え

令和の損切り

昨年12月、心が折れたというか、あーなるほど、こういうことか、とわかったことがありました。

命は有限なので、自分が持っている、使える命を、ありたい姿を目指して、使う人生を歩んでいて、いわゆるビジョンという理想郷があり、それを叶えるために、長い長い道のりを、奮闘しています。

何かをなすために、20年かかった。20年計画で20年かかったわけではなく、つくり上げたいものを創り上げるのに20年かかった。数年でできたものもある。次の20年を考えたときに、これをやってみよう、という実現したい未来があり、それに向かってやってみた。

結論、うまく行かないことがわかった。諦めてはいけないという意味では、諦めなければ可能性があるのかもしれないけれど、執念は大事だけど、執着はダメ。撤退する勇気も必要。

実現しない理由が自分の能力や努力の問題と全く別次元の社会の構造的な問題がある場合がある。後者はどうにもならない。天動説と地動説みたいなものです。

自分の命は有限なので、何に使うか、慎重に吟味する必要がある。吟味してやってみたけど、これ以上、ここに命を使ってはいけない。そう、損切りです。

やってみたことが損したわけではなく、やってみないとわからないからやってみるわけです。全力で。もうちょっと、もうちょっとと、見通しが立たないのにやり続けることは、そこから先は、ただ傷口を広げるだけです。

令和の損切りを決め、実行しています。

悲観するどころが、逆に、視界が広がり、視界が良好になりました。手枷足枷を自分ではめていた。出来もしない事をできると思って、やろうとしていた。

令和の損切りです。

私が、小川勇人がやっている事を眺めたら、そんなのうまくいくわけないじゃん、って即切りしていただろうことを、やっていた。幻想でしょうね。

令和の損切りという言葉は、敬愛する師匠が「平成の損切り」と言っていた事を令和版に編集しました。

ブログも随分と書かなくなりました。インスタの時代だからというのもあります。他にエネルギーを使わないといけないことがたくさんあるからでもあります。でも、文字にするって大切です。

お正月の年賀状などで、OBのお客様や、新たに依頼してくださる方々が、皆さん、ブログを読んでくださっているんですよね。ありがたいことです。

思ったときに書き記さないと、これまたダメなんですよねえ。

ブログを書くという静かな時間を、今年は改めて大切にします。

 

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。