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ボクは誰とでもこんな関係性でありたい:施主@上棟式

12/12 上棟式でした。

家づくりでは、それぞれの施主・お客様に深く関わりますから、それぞれ思い出はあります。四半世紀も続けていると、多様な夫婦、家族、そしてシングルマザーの生き様や人生に触れることができます。

今回Sさん、歴代トップクラスの切れ味でした^^
(家づくりの途中ですが。間違いなく仕事もめちゃくちゃできるはず)

尊敬します。

家づくり診断のヒアリングシートで、これまでの人生、現在のこと、これからの人生のことを伺います。

人生ですから苦労したことや辛かったことなど、大なり小なりあります。

で、いわゆるマイナスなことというか、そういう局面が重なった時に、人生を腐らせていくか、切り替えて前向きにいくか、どちらでもないか、3択なんだと思います。

Sさんは、切り替えて、切り替えて、前向きに生きていく道を選んだ。直観、自分の価値観を信じて、それに従って、判断した、決断した。

結局、損切りなんだと思います。

損切りできるかどうかなんだと思います。

つべこべウダウダ、客観的に考えていくと、どう考えても明るい未来が期待できない時に、どうするか。私を筆頭に、ほとんどの凡人は損したくないという意識・判断基準がデフォルト(初期設定)されているわけですから。

ぼくも今週、損切りすることに決めたんですよ。

平成の損切りは、数年前に完了したのですが、令和の損切りをすることに決めた

何かを決断できない時って、足を引っ張られているものがある。あるいは、両手が塞がっている。背中も塞がっていたりする。手放さないと先に進めないのです。進まないのはその荷物のせいなんです。

で、この写真、ぼく、大好きです。

なぜかというと、Sさんとの関係性が出ているから。ボクは良くも悪くも、誰に対してもあまり言動を変えません。普通が威張っているかもしれないですけど(苦笑)。

ボクは、誰とでも、こんな関係性でありたいと思います。社員でも、職人さんでも、お客様でも。損切りって、大切なものを大切にするためにするんです。損したくないから損切りするわけでもなく、得したいから損切りするわけでもない。大切にしたいものが大切にされていないことに気づくから損切りする。損切りできないと、損するのではなく、大切なものを失うことになるのです。

Sさんをリスペクトします。お母さんの生き様を娘さんたちはしっかりと見ていて、彼女たちもしっかりと育っているのがよくわかります。

春には新居が完成して引っ越しです。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。